2023/01/27
こんにちは。5A病棟の看護師Rです。
本日は、新型コロナウイルスへの感染対策を行いながら、退院支援に取り組み、オンライン面会を積極的に実施している5A病棟の様子をお伝えします。
現在、感染予防のため、原則として面会を禁止しています。コロナ禍になって以降、面会禁止となり、患者さんの入院した時の様子との差に大変驚かれる方もおり、言葉だけでは伝わりにくいことも多々あることに苦慮していました。
しかし、当院ではオンライン面会に取り組んでいます。具体的には、各病棟にタブレット端末が設置され、アプリケーションサービスを用いて、ビデオ通話を行っています。
ご家族だけでなくや関係機関の職員ともオンライン上で面会や認定調査、地域の観職員とともに退院前カンファレンスもしています。開始当初は、慣れない操作や機材のトラブルに右往左往していましたが、最近では、機械に強いスタッフの力を借りつつ、円滑に実施できるようになりました。
感染対策を踏まえ、IT技術を用いながら患者さんとご家族の不安に寄り添い、退院支援を引き続き行っていきます。
2023/01/26
外来のKです。
いつどこで起きてもおかしくない急変に対し、いち早く適切な対応ができるよう、毎年訓練を兼ねて勉強会を行なっています。容態の確認方法に始まり、人手や必要な物品を集めると同時に、迅速な心臓マッサージを行うなど、事例を元に一連の動きを復習しました。質の良い胸骨圧迫ができるよう、蘇生トレーニング人形を使用して手技をみんなで確認しました。頭では理解していても、いざという時には焦ってしまったり緊張したりと、なかなか頭や身体が動かないものです。日々いつ誰がどこで急変するかは予測不能なため、いかなる場合でも適切な対応ができるよう取り組んでいますが、初動のシュミレーションを繰り返し行うことで自信となることが事後アンケートで確認できました。
また、チームステップスの視点を取り入れて、より安全な医療を提供できるようにするため、事例でその場面をもりこみ、事後にチームステップスの4つの要素(リーダーシップ、状況モニター、相互支援、コミュニケーション)等も話し合いました。患者様が安心安全な医療を受けられるように、私たち医療者が医療チームとして個人のスキルをあげるのみでなく、「あれ?」と思う場面は声を掛け合い、双方で復唱確認することが重要だと実感し、チームステップスの視点が医療安全文化の醸成にとても直結していると改めて感じました。また、日頃のチーム医療の中でも、外来は他職種との連携で成り立っているので、チーム間での風通しの良い、声の掛け合いや連携が、患者様、職員間の安全につながることを実感できました。
2023/01/25
こんにちは、5A Tです。
今回は、外部から講師をお呼びして開催したCVPPP研修についてお伝えします。
CVPPPとは、包括的暴力防止プログラムの略で、シーブイトリプルピーと読みます。
主に精神科での対応として用いられますが、それを一般病院向けにアレンジした研修を、毎年開催しています。
とは言っても、感染症の拡大により3年ぶりの開催です。
このプログラムは「暴力防止」というフレーズから護身術の類いと間違われがちですが、「包括的」ということから「怒りのメカニズム」や怒りを静める「ディ・エスカレーション」への理解を大切にしています。
午前中は、講義を聞くことで理念を理解し、午後は怒りに対する関わりや、患者さんもスタッフも傷付かない対応の仕方を学ぶと共に、倫理的配慮についても考えるグループワークが行われました。
参加した看護師からは「今まで気付かなかった視点を教わり、目からウロコだった」「すぐに現場で活かしたい」など好評でした。日々の看護を振り返ると共に、患者さんの疾患だけでなく、背景や想い、感情などを包括的に考え、寄り添える看護を提供することに繋がるような研修になったと思います。
2023/01/18
こんにちは!8F・透析室ブログ担当のOです。
今日は先日行われた8F病棟の防災訓練についてご紹介します。
院内の防災担当者にお越しいただき、病棟内の設備について確認しました。普段馴染みのある職場でも防災の観点からみると、とても工夫されている事が分かりました。
万が一の有事の際は適切に動けるように、日々シュミレーションしておくことは大切だなと感じました。私たちは自分達の命だけでなく患者さんの命も預かることになるので、最善の判断が出来るように病棟全体で意識していきたいです。
2023/01/17
こんにちは、5A病棟のMです。
今回は、5A病棟のクリスマス会についてご紹介します。
5A病棟では、集団精神療法に取り組んでおり、毎年クリスマスの時期になると、クリスマス会を開催しています。毎年、多くの患者様にご参加いただいていますが、今年はなんと13名参加されました。福笑いやハンドベルの演奏など、例年定番として臨床心理士、PSW、病棟看護師が協働し企画・運営を行っています。
さらに、スペシャルな演奏として、今年はピアノ経験者の看護師2名によるクリスマスソングの連弾奏を、参加された患者様の前で披露することができました。
最後は、司会進行役のサンタクロースに仮装した医師2名により、看護師が作成したクリスマスカードの配布を行いました。
参加された患者様・スタッフは終始とても素敵な笑顔でした。私は昨年、レクリエーションの担当としてクリスマス会を企画し、弾き語りをしましたが、普段見せない患者様の楽しまれる姿は普段はなかなか見れません。しかし、レクリエーションを通して患者さんのちょっとした変化に気付くことが出来、うれしくなったのを思い出しました。
5A病棟は精神科、閉鎖病棟であり、特に現在は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限の影響もあり、なかなか気分転換というわけにはいかないことが多いです。しかし、これからも、貴重な気分転換も含め治療環境としてのレクリエーションを多職種で協働し企画運営をすすめていきます。