2023/3/24
こんにちは、5AKです。
当院において総合防災訓練が開催されたので、その様子をご報告します。
この訓練は2部構成になっています。
第1部は6C病棟での地震後に汚物室からの出火という設定で防災訓練が実施され、第2部は大規模う災害が起こった後に、多数傷病者を受け入れる訓練になっています。
コロナ禍で3年ぶりの開催となり、看護師は64名の参加、他に医師、コメディカルスタッフなど多数の職員が参加されました。院外からも赤十字ボランティア、赤十字奉仕団、実習校の看護学生が傷病者役、ボランティア役として参加してくださいました。ご協力いただきました皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
その中で、黄色エリアのリーダー務めたYさんに感想を聞いてみました。
「病棟部署単位で行う災害訓練とは異なり、病院周辺の地域やボランティアの方々と共に、大規模災害が発生した際の対応訓練を行いました。多数の負傷者を一気に受け入れるとなったとき、医師をはじめ看護師や事務、検査などの様々な職種が連携を密にとり、対応していかなくてはならないことを実感しました。そのほかに、平常時から他職種との連携をとり、顔の見える関係性を築いていく事も、いざ大規模災害が発生した時には必要であると思いました。エリアリーダーとしては、負傷者のみならず、救護活動を行っている職員のケアも重要な役割だと疑似体験できました。いつ起こるかわからない災害に、しっかり備えていきたいと改めて考えさせられました。」
また、訓練前にJSPEEDや災害診療録、トリアージについて動画配信にて事前研修を行いましたが、訓練参加者は、いざという時のために事前訓練は実施した方がいいと100%の方が思っていました。
全員が訓練に参加できることはなかなかないので、順次参加できるよう部署内で調整を図り、また事前訓練として動画視聴を見ていただくことも大切な研修ととらえて参加していただければと思っています。
今後も「災害はいつでもどこでも起きる」に常時備えていきたいです。
2023/3/22
こんにちは、救急病棟のJUNJIです。
今回は私事な内容で恐縮なのですが、昨年夏ごろから取り組んできた事に成果が出たので、皆さんの勇気になればと思い、報告です。
この度、呼吸療法認定士の資格を取得できました。
呼吸療法認定士とは、呼吸管理が行える医療人材のレベル向上と維持を目的として、学会が認定した資格です。受験資格は看護師・准看護師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士で2年の経験年数(准看護師は3年)があり、講習会を受講し、ようやく試験というなかなか道のりは遠い資格となっています。
目指したきっかけは、ある先輩(写真左)から呼吸療法認定士の紹介を受け、自分も呼吸に関するプロになれば呼吸器関連疾患の正確なアセスメントができ、質の高い呼吸ケアを患者さんに提供できると考えたからです。
試験当日も慣れない東京での試験会場で、嫁さんと娘に付き添ってもらい、会場入りの長蛇の列に並ぶ自分に手を振ってもらって目頭が熱くなったり。
自分の怠慢もあり、紹介を受けてから3年かかりましたが、多くの方の支えが力となりアラフィフながら合格できました。仕事との両立は結構大変でしたが、頑張ればなんとかなるんだと感じました。
呼吸療法認定士になると資格業務の範疇は超えませんが、病棟内で呼吸器関連の勉強会をさせていただき、質の高い呼吸療法を提供できるようになると考えます。また、定期的な講習参加が必須で、新しい情報がアップデートできます。
ここで学んだ知識や技術は自分自身も実践したいと思いますが、多くの若い世代に伝えていく事が本当の課題だと思っています。
改めて、みなと赤十字は学びやすい病院だと改めて感じました。
2023/3/20
5CD病棟のHです。
今日は、分娩係の助産師の1日をご紹介します。
8:30 始業 夜勤スタッフからの申し送り
夜間の分娩の様子などについて、申し送りを受けます。
9:00~ 医師との打ち合わせ 入院対応
産婦さんの分娩進行に応じてどう分娩が進んでいくかアセスメントをして、医師と方針をすり合わせ必要な処置について検討します。
無痛分娩希望の妊婦さんは午前中に入院します。分娩係の助産師が入院対応、処置の介助をします。
11:00~ 順番に休憩
自分がいない間の分娩進行者の対応をお願いして休憩に入ります。逆に休憩中のスタッフの代わりに他の患者さんの対応をしたりしています。
人数が一時的に少なくなるので、お互いに助け合っています。
14:00 カンファレンス
スタッフがナースステーションに集まって、入院している患者さんの状況を踏まえ看護方針を検討して、質の高い看護の提供につなげています。医師や薬剤師、相談室スタッフを交え、多職種カンファレンスを行う日もあります。
16:00頃 医師と打ち合わせ
日中の分娩進行者について報告し、夜間の対応をどうするか打ち合わせを行います。
その内容を夜勤スタッフに送ります。
17:00 夜勤スタッフと交代
大まかではありますが、以上が1日の流れです。
忙しい日もありますが、とてもやりがいのある仕事です。
写真は今年度から導入された、新しいインファントウォーマーです。
新機器が導入されると、使いこなせるよう勉強会をします。綺麗な器械があると、その分ワクワク感もありますね。
2023/3/17
こんにちは。6A病棟のKです。
今回は多職種とのかかわりについてお話します。当院には医師、看護師の他に、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、療養福祉相談室スタッフなど多くの職種が協力しあい働いています。
脳神経外科がある6A病棟の特徴として、脳卒中の後遺症による麻痺や嚥下障害、認知・注意機能障害を抱える患者さんが多勢入院されています。そのような患者さんに対してはリハビリ介入が必要不可欠です。治療終了後速やかにリハビリを開始することが、ADLの拡大や早期社会復帰につながるため、リハビリの役割は非常に大きいです。
実際に病棟でもPT、OT、STと関わる機会は多く、患者さんの情報共有等をこまめに行っています。患者さんの最終的な目標に到達するためには、何が出来るようになれば良いのか、そのためにどのようなリハビリや看護が必要なのか、日々コミュニケーションをとっています。急性期病院の看護師の役割としては、再梗塞や再出血、スパズム管理等をいかに早期に発見できるかが看護のポイントになります。
専門的視点から見たリハビリスタッフさんのアドバイスを参考に、患者さんの日常生活動作の介助に活かす場面も多く、とても頼りになります!写真は6A病棟のとても頼りになるPT、OTさんです。
患者さんの入院中のケアだけでなく、退院後の生活まで支えること必要であるため、多職種の連携がとても重要になります。これからもみんなで協力して、患者さんの退院後の生活まで見据えた支援を頑張っていこうと思います。
2023/3/16
こんにちは、6C病棟のIです。
今月私達の病棟では、新卒看護師をメインとした急変勉強会を実施しました。
急変勉強会は、新卒看護師が日々の業務に慣れ、受け持つ患者さんの重症度が少しずつあがってくるこの時期に、患者さんが目の前で心停止を起こしているといったシチュエーションを想定し、何かあった時に対応できるようにと毎年行っています。
今回は集中ケア認定看護師である病棟師長さんのご指導のもと、数名の先輩方に参加していただき、アドバイスをいただきながら実施しました。
参加した新卒看護師からは、「実際に急変に立ち会ったことがなかったため、いざ目の前や病棟で急変が起きた時にどのように行動したらよいかや、たくさんの医療スタッフが集まる中での声掛けの大切さを学ぶことができた」との感想がきかれ、有意義な勉強会になったことが伝わってきました。
6C病棟での急変件数は少ないですが、病院内や目の前で急変が起きた時にこの勉強会で学んだことを活かした対応ができるようになれば良いなと思います。