総合診療科について
総合診療科について
総合診療科とは、全人的に人間を捉え、特定の臓器・疾患に限定せず多角的に診療を行う部門です。
みなと赤十字病院の総合診療科の医師はホスピタリストの役割を担います。ホスピタリストとは、入院患者さんの総合的な診療を担当し、必要に応じてスペシャリスト(専門医)と連携しながら治療を行う病棟専属の医師を指します。みなと赤十字病院総合診療科は、ホスピタリストとして入院診療の核となり、救急部、集中治療部、各臓器のスペシャリスト、感染症科との緊密な連携を図りながらバランスが取れた最適な医療ケアを提供しています。
なお、外来における総合診療については現在対応準備中です。内科など、各診療科外来への受診をお願いいたします。
総合診療を専攻する後期研修医の研修プログラム
令和7年度からは、総合診療専門研修プログラムの専攻生を募集します。当院にはプログラムの特任指導医が7人所属しており、内分泌代謝、感染症、膠原病、血液、呼吸器、腎臓など種々のサブスペシャリティを持っています。これらの充実した指導体制の下、専攻医は総合診療科だけでなく、ローテーション先の各専門診療科でもハイレベルの指導を受けられます。
また、みなと赤十字病院は、独自の内科専門研修プログラムおよび救急科専門診療プログラムも整備されているため、効率よくダブルボードを取得することが可能です。さらに医療資源の乏しい地域の赤十字病院と連携して、総合診療外来やプライマリ・ケア、地域医療などを実践する機会も提供しています。我々は、これらの経験をしてもらうことで、修了時には総合診療医として自信を持って医療を実践できる医師を育成することを目指しています。横浜市立みなと赤十字病院の総合診療科での研修は、急性期病院で需要の大きい経験と専門知識を身につける絶好の機会です。