2024/1/12
関東ブロックDMAT訓練について ~災害派遣精神医療チーム(DPAT)の紹介~
11月25日に「大正型関東地震が発生し、県内全域が被災」という想定で『関東ブロックDMAT訓練』が行われました。関東ブロック各都県DMATや関係機関との連携により、被災地における情報集約、緊急治療、病院支援(籠城・避難等)を行うことを目的とした訓練で、当院からはDPATが参加しました。DMATではなくDPAT?と思われる方がほとんどだと思いますので、まずは『 DMAT 』と『 DPAT 』の名称紹介から。
災害派遣医療チーム DMAT(Disaster Medical Assistance Team)
災害派遣精神医療チーム DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)
ということで、精神科医療に特化したチームです。
今回の研修では、まずは当院から災害拠点病院へ向かい、そこで指示を受けて崩落しそうな精神科単科病院へ支援に向かいました。別の病院へ患者を移送しなければならないという想定で活動を行いましたが、限りある資源を活用しつつ、精神保健福祉法に則り尚且つ倫理的配慮も行いながら、お互いが安全に移送できる計画を検討する難しさが身に染みる研修となりました。
2024年1月1日 能登半島で発生した地震では、多くの被害及び多くの方が被災をされました。
被災地域の支援が行えるよう、次の救護班の活動では、日頃の訓練で身につけた技術で多くの方の心のケアができるよう頑張りたいと思います。