センターについて
国民の2人に1人が罹患しているとされる気管支ぜん息、アレルギー性鼻炎、花粉症、アトピー性皮膚炎、リウマチ、膠原病(こうげんびょう)などのアレルギー・免疫疾患は年々増加する傾向が指摘されています。
これらのアレルギー・免疫疾患は環境病として位置づけされると共に、その発症数からみると、すでに国民病としての位置を占めています。このようなアレルギー・免疫疾患に対して、根拠を欠く医療情報や治療法が横行し、患者様や家族のみならず、一般市民の皆様にもアレルギーに対する不安と混乱を引き起こしているのが現状です。
このような状況に対しては、アレルギー・免疫疾患の一般診療を行うのみでは、市民の皆様をアレルギー・免疫異常のトラブルから解放することは難しいと考えられます。この現状を少しでも改善する目的で当アレルギーセンターが設置され、2014年に施行されたアレルギー疾患対策基本法に基づき、県立こども医療センターとともに神奈川県のアレルギー疾患医療拠点病院に指定されました。
当センターでは、アレルギー科、膠原病リウマチ内科、小児科、皮膚科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、眼科が互いに協力してアレルギー診療と啓発活動・情報提供を行い、市民の皆様へ安全かつ良質のアレルギー医療を提供いたします。