Department of Ophthalmology
眼科
眼科について
眼科では、常勤医師2名、非常勤医師2名、視能訓練士2名、看護師、クラークのチームで適切な医療を提供。主に、眼科一般、白内障、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄班変性などの眼底疾患、小児眼科、ロービジョン、アレルギー性眼疾患等を診察しています。
入院や日帰り手術、体に負担が少ない手術等を取り入れることで、それぞれに必要な治療を行います。また、患者さんの多様な事情にできるかぎり配慮しつつ、ご自分の目の状態をよりいっそうご理解いただくために、前眼部や眼底の写真を患者さんにお見せして、診断や治療法についてできるだけわかりやすくご説明いたします。コミュニケーションを通じて、話しやすい雰囲気づくりに努めますので、何でもお気軽にご相談ください。
治療について
新患・予約外の受付時間は、月・水・金曜日の午前9時から11時までになります。火・木曜日は、予約のある方、紹介状をお持ちの方のみの診察です。
当院の白内障手術では1泊2日を基本にした入院手術と日帰り手術を行っており、手術待ち期間は約4か月ほどですが、唯一眼や狭隅角眼、過熱白内障等の症例は可能な限り早めに対応します。緑内障の点眼治療中の方で白内障手術を受ける方は、緑内障点眼の数を減らせる可能性がある白内障手術と緑内障手術の同時手術(iStent®手術)も実施可能です。また、加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、病的近視による脈絡膜新生血管に対する抗VEGF抗体硝子体注射や、霰粒腫、翼状片などの外眼部手術、眼瞼痙攣に対するボトックス注射なども行います。
医師紹介
眼科部長
安村 玲子(やすむら れいこ)
専門分野
- 白内障
- 緑内障
- 小児眼科
経歴
- 出身大学:横浜市立大学
- 医師免許取得年:1999年
- 専門医・認定医・指導医(資格):
- 日本眼科学会眼科専門医
- 眼科PDT研究会 眼科PDT専門医
医長
露木 文(つゆき ふみ)
専門分野
- 眼科一般
経歴
- 出身大学:旭川医科大学
- 医師免許取得年:2012年
- 専門医・認定医・指導医(資格):
- 日本眼科学会眼科専門医
外来担当医表・休診表
診療科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
眼科 | 午前 | 新患・再診 | 安村 玲子 露木 文 |
安村 玲子 露木 文 |
安村 玲子 露木 文 河野 真穂 |
安村 玲子 露木 文 |
安村 玲子 露木 文 河野 真穂 |
火曜・木曜は予約外休診 |
午後 | 特殊 | レーザー 予約検査 |
予約検査 | レーザー 予約検査 |
予約検査 | レーザー 予約検査 |
予約制 |
診療科
眼科
午前
月
新患・再診
安村 玲子
露木 文
火
新患・再診
安村 玲子
露木 文
水
新患・再診
安村 玲子
露木 文
河野 真穂
木
新患・再診
安村 玲子
露木 文
金
新患・再診
安村 玲子
露木 文
河野 真穂
備考
新患・再診
火曜・木曜は予約外休診
午後
月
特殊
レーザー
予約検査
火
特殊
予約検査
水
特殊
レーザー
予約検査
木
特殊
予約検査
金
特殊
レーザー
予約検査
備考
特殊
予約制
眼科
2月7日(金) 河野休診
3月14日(金)河野休診
4月17日(木)~18日(金)安村休診
診療実績
名称 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|
網膜光凝固術(そのほか特殊なもの) | 6 | 7 | 18 |
網膜光凝固術(通常のもの) | 25 | 11 | 16 |
虹彩光凝固術 | 22 | 19 | 21 |
後発白内障手術 | 62 | 62 | 66 |
霰粒腫摘出術 | 2 | 2 | 5 |
翼状片手術(弁移植を要するもの) | 2 | 1 | 0 |
眼窩脂肪ヘルニア | 1 | 1 | 0 |
水晶体再建術(眼内レンズをz挿入する場合・その他のもの) | 371 | 364 | 379 |
水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) | 3 | 3 | 7 |
緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) | 9 | 20 | 21 |
抗VEGF硝子体内注射 | 167 | 139 | 195 |
神経ブロック | 0 | 0 | 4 |
計 | 670 | 629 | 732 |
病気を知る
白内障
老化とともに視界が白く濁り、かすんで見えたり、まぶしく感じたりする病気です。進行した白内障では手術が必要です。基本的にはご自身が不自由を感じた時に手術をすることになりますが、緑内障発作を起こしやすい眼は早めに手術をおすすめすることがあります。超音波で、小さい傷口から濁った水晶体を取り除き、人工のレンズと交換する手術が一般的です。 進行した白内障があると緑内障や加齢黄斑変性など、進行性のある他の眼疾患の評価がしにくいことがありますし、認知症やうつが悪化したりする可能性も指摘されています。高度に進行した白内障は手術の難易度が上がり手術時間も長くなり、合併症が生じる可能性が高くなります。また、年齢とともに仰向けの姿勢を取ることが難しくなったり、術後の大事な点眼の管理が難しくなったり、病院に通うのも難しくなったりすることがあります。大変な状況になる前に手術を受けておくことをおすすめします。
緑内障
視神経が障害され、視野が欠けていく病気です。初期は自覚症状がなく末期まで症状に気が付かないことがあります。緑内障によって、一度失われた視野は回復できません。進行をできるだけ遅らせるのが治療の目標になります。視神経の障害の進行を遅らせる唯一のエビデンスがある治療が眼圧を下げることになります。 まずは眼圧を下げる点眼薬で治療を実施。薬物の進歩により、早期に発見した場合、点眼薬で進行を抑えられる方が多くなっています。しかし、点眼薬では進行を抑えることができない場合は緑内障手術を検討することがあります。
急性緑内障発作
急激に眼圧が上昇し、頭痛、霧視、吐き気などの症状が出現します。適切な処置をせず、放置すると失明に至ることもある疾患です。発症した場合、緊急的処置としてレーザー虹彩切開術や白内障手術をします。遠視の方に加齢性の変化がおきて発症するのが典型的なパターンです。角膜と虹彩でつくる隅角というスペースが狭い浅前房の方には、急性緑内障発作を予防するために視力低下が強くなくても白内障手術をおすすめすることがあります。
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