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膠原病リウマチ内科

Department of Rheumatology

膠原病リウマチ内科

膠原病リウマチ内科について

膠原病リウマチ内科では、関節リウマチをはじめ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、混合性結合組織病、血管炎症候群(高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症など)、シェーグレン症候群、成人スチル病などの膠原病を診療しています。
当科は、日本リウマチ学会リウマチ指導医2名を含む常勤医師4名と非常勤医師2名で診療を実施している日本リウマチ学会認定教育施設です。ガイドラインやエビデンスに基づき、適切な診断と治療を提供しています。
また、啓発活動の一環として、関節リウマチ教室を年に4回、膠原病教室を年1回開催し、HPなどを通じて最新情報の発信に努めています。

治療について

関節リウマチの治療は、多くの場合メトトレキサートを使用し、効果不十分であれば、他の抗リウマチ薬(生物学的製剤やJAK阻害薬を含む)を一緒に使用します。腫れた関節をなくすことによって関節が壊れるのを防ぐことを最大の目標としており、受診時には関節を触るなどして評価させていただきます。

その他の膠原病の治療で免疫を抑える薬として、ステロイドを主に使用。さらにシクロホスファミド、アザチオプリン、ミコフェノール酸モフェチル、シクロスポリン、タクロリムスといった免疫抑制剤や、リツキシマブ、メポリズマブ、トシリズマブ、ベリリムマブやアニフロルマブといった生物学的製剤などを一緒に使ってステロイドを減量し、可能であればステロイドを用いないで病気のコントロールを目指します。

医師紹介

院長補佐/膠原病リウマチ内科部長

萩山 裕之(はぎやま ひろゆき)

専門分野

  • 膠原病
  • リウマチ

経歴

  • 出身大学:東京医科歯科大学
  • 医師免許取得年:1993年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医
    • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
    • 日本骨粗鬆症学会認定医
    • ICD制度協議会認定ICD(インフェクションコントロールドクター)
    • 東京科学大学医学部臨床教授
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医長

近藤 文彬(こんどう ふみあき)

専門分野

  • 膠原病
  • リウマチ

経歴

  • 出身大学:東京医科歯科大学
  • 医師免許取得年:2010年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
    • 日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医・登録ソノグラファー
    • 東京科学大学医学部臨床講師
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医師

齋藤 真一郎(さいとう しんいちろう)

医師

木村 仁紀(きむら まさき)

外来担当医表・休診表

診療科 備考
膠原病リウマチ内科 午前 新患・予約外 萩山 裕之
近藤 文彬
板倉 卓司 萩山 裕之 萩山 裕之 萩山 裕之
再診 萩山 裕之
近藤 文彬
板倉 卓司 萩山 裕之
齋藤 真一朗
萩山 裕之
木村 仁紀
萩山 裕之
近藤 文彬
午後 新患・再診 萩山 裕之 土田 真吏奈 近藤 文彬 萩山 裕之 午後新患は紹介予約のみ
再診 萩山 裕之 萩山 裕之
土田 真吏奈
近藤 文彬 萩山 裕之

診療科

膠原病リウマチ内科

午前

新患・予約外

萩山 裕之
近藤 文彬

再診

萩山 裕之
近藤 文彬

新患・予約外

板倉 卓司

再診

板倉 卓司

新患・予約外

萩山 裕之

再診

萩山 裕之
齋藤 真一朗

新患・予約外

萩山 裕之

再診

萩山 裕之
木村 仁紀

新患・予約外

萩山 裕之

再診

萩山 裕之
近藤 文彬

備考

新患・予約外

再診

午後

新患・再診

萩山 裕之

再診

萩山 裕之

新患・再診

再診

新患・再診

土田 真吏奈

再診

萩山 裕之
土田 真吏奈

新患・再診

近藤 文彬

再診

近藤 文彬

新患・再診

萩山 裕之

再診

萩山 裕之

備考

新患・再診

午後新患は紹介予約のみ

再診

診療実績

主な疾患の入院患者数

2021年度2022年度2023年度
関節リウマチ301846
全身性エリテマトーデス101914
血管炎症候群181719
多発性筋炎/皮膚筋炎101218
その他リウマチ性疾患232225

主な疾患の外来患者数(定点での患者数)

2021年度2022年度2023年度
関節リウマチ651666723
シェーグレン症候群159165160
全身性エリテマトーデス677579
血管炎症候群587179
強皮症555170
混合性結合組織病11711
多発性筋炎/皮膚筋炎586375
成人スティル病222214
ベーチェット病10109
リウマチ性多発筋痛症323927
RS3PE症候群61616
抗リン脂質抗体症候群17812
再発性多発軟骨炎544
乾癬性関節炎162226

病気を知る

関節リウマチ

関節リウマチは、免疫の異常により主に関節に炎症が起こり、腫れや痛みを生じる病気です。よく効くお薬がなかった30年以上前は、関節が壊れて日常生活が不自由になる方が多かったのですが、最近の治療薬の進歩で「寛解」を目標にできるようになりました。 女性に多い病気で、30歳から50歳で病気にかかる方が多いのですが、最近は国民の高齢化もあり、65歳以上で発症する高齢発症関節リウマチも増加。患者数は約83万人といわれています。 原因は不明ですが、遺伝的な要因(病気のなりやすさ)に加え、喫煙や虫歯などの環境要因が重なって、病気が起こると考えられています。 症状としては、関節の腫れや痛み、こわばりがあります。医療機関では、関節に炎症があるかどうかを、触ったり、エコーを使ったりして確認するとともに、血液検査で炎症の反応が出ているか(血沈、CRP)、抗体が出ているか(リウマトイド因子・抗CCP抗体)などを確認して診断。手や足のレントゲン検査は、骨に変化があるかを確認するのに役立ちます。 治療目標は、関節炎腫れや痛みがない「臨床的寛解」、関節破壊が起こらない「構造的寛解」、からだの機能が保たれている「機能的寛解」という3つの「寛解」ですが、このうち、診察ごとに確認できる「臨床的寛解」を大事にしています。「臨床的寛解」の確認には、診察時に、今の状態をお聞きしたり、関節を触ったり、血液検査をしたりすることが必要です。この寛解を達成するために抗リウマチ薬を治療に使いますが、多くの場合まずメトトレキサートを最初に使用。効果不十分の場合、生物学的製剤やJAK阻害薬を含む他の抗リウマチ薬を一緒に使います。当院では約4割の患者さんに生物学的製剤またはJAK阻害薬を使用し多くの方が寛解を達成しています。

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