医師に求められているのは、専門性だけではなく
プロフェッショナリズムと
職業倫理を備えた医師
であると考えます。
世間では手術の上手な外科医を「神の手」とたたえる風潮があります。みなと赤十字病院はみなさんに「神の手」になってほしいとは思いません。高い技術を奢ることなく、自らの行いを謙虚に省みて、よりよい医療の実践に励もうとする。そんな医師になってほしいのです。
みなとのプログラムでは、多くの技術を身につけることができますが、決して手技や手術が上達することだけを目的にしてはいません。最も大切なのは、病者を思う心と医の倫理を理解し実践できる専門職意識です。患者に対するやさしさと強固なプロフェッショナリズムという強さ。この二つを兼ね備えた医師こそ、みなとのプログラムが目指す理想の医師像です。