PAGE 
TOP

がんセンター

Cancer Center

がんセンター

当院のがん医療について

当院では、がん早期発見から幅広い種類の診断・治療、そして緩和ケアまで、切れ目のないがん医療を提供いたします。早期発見では、通常の人間ドッグから各種がん検診まで幅広く対応し、診断・治療では、手術支援ロボット、腹腔鏡手術、内視鏡手術などの負担の少ない手術や化学療法による治療を積極的に実施しています。また、緩和ケア病床を備えており、患者さんとそのご家族の苦痛がすこしでも和らぐよう支援。がん相談支援センターによる生活全般に関する相談も承っております。みなとのがん医療では、院内各チームと地域の各種機関が密接に連携し、「もしも」のがんの診断に対して「いつも」の日々へと切れ目なく支援していきます。

がん診療拠点病院について

がん診療拠点病院とは、専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院です。当院は、2012年4月に地域ごとに中心的な役割を果たす病院として、「地域がん診療連携拠点病院」に指定されました。
PET/CT、MRI、CT、外来化学療法センター、手術支援ロボットなどの最先端の設備と、さまざまながんの専門医やがん専門の資格を持つ看護師、薬剤師のスタッフ在籍しています。また緩和ケア病棟があり、患者さん中心のチーム医療を行っています。
今後、さらに質の高いがん医療が提供できるよう努めてまいります。

診療実績

当院のがん治療について

乳がん

乳腺外科にて、乳腺の病気の診断・治療を行っています。

当院の特徴

  • 豊富な乳がん治療実績
  • 乳房同時再建
  • 乳がん患者会
  • 遺伝検査対応

血液がん

血液内科では、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、多血症など血液のがんの診断と治療を行います。血液のがんは、分子標的療法、モノクローナル抗体、免疫調節薬などの新しい抗がん剤が急速に進歩しており、さらに、放射線治療、幹細胞移植(骨髄、末梢血、臍帯血)により、治癒可能になりつつあります。当院は、日本血液学会研修施設で、日本成人白血病治療共同研究グループ(JALSG)に参加しており、最先端の治療を行います。

当院の特徴

  • 個室の無菌室8床、幹細胞分離装置1台を備えており、抗がん剤の治療や末梢血幹細胞移植を行っています。
  • PET/CTがあり、悪性リンパ腫の厳密な診断と治療効果の判定ができます。
  • 景色の良い24床の化学療法センターでは、快適に外来治療が受けられます。
  • 化学療法センター、がん化学療法看護認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、緩和ケアチーム、歯科口腔外科、がんリハビリ、在宅往診医などとの多職種チーム医療を行います。

肺がん

呼吸器内科・呼吸器外科が協力し、呼吸器病センターとして診療を行っています。
最新のガイドラインに基づいた治療を行っており、通常の抗がん剤治療の他、分子標的薬を用いた治療や、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬による治療)も行っています。また、身体への負担が少ない胸腔鏡下での手術を積極的に行っています。

当院の特徴

  • PET/CT検査を積極的に用いて、精度の高い診療をしています。
  • 胸腔鏡を用いた手術により、患者さんの身体に優しい治療を行っていますが、進行したがんに対しては、安全性・根治性を優先して開胸手術を行います。
  • 免疫チェックポイント阻害薬などによる最新の治療を行っております。
  • 発生頻度が少ない遺伝子異常の肺がん全国調査であるLC-SCRUM-Japanにも参加し、最先端の医療にも関わっております。

子宮がん・卵巣がん

当院では十分に診療実績のあるスタッフのもと、診断から手術療法・化学療法・放射線療法、緩和ケアに至るまで、一貫して診療を行っています。また年齢や病態・挙児希望を考慮し、妊孕性温存治療も行っています。
学会・研究会に積極的に参加し、また治験も取り入れる事で、最新の治療を行っています。

当院の特徴

  • 手術療法・化学療法・放射線療法・緩和ケアを含めた集学的医療
  • 年齢・挙児希望を考慮した妊孕性温存治療

大腸がん

便潜血検査や大腸内視鏡検査を行って大腸がんの早期発見に努めており、早期のがんや腺腫であれば内視鏡治療を積極的に行っています。
手術治療では腹腔鏡手術を積極的に行い、術後7日程度の入院となっています。
抗がん剤治療や放射線治療、症状緩和治療には医師のみならず、薬剤師や看護師といった医師以外のサポートも充実させて治療にあたっています。
遠方の施設に行かなくとも必要十分な大腸がん治療が全て当院でできるように地域がん診療連携拠点病院として頑張っています。

当院の特徴

  • 腹腔鏡手術による低侵襲手術
  • 2018年に保険適用となったロボット支援下直腸切除術
  • ガイドラインに準じた抗がん剤治療
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を含めた内視鏡的大腸がん治療

胃がん・食道がん

診断から専門的な治療まで、消化器内科・外科が協力し診療を行っています。
内視鏡的粘膜剥離術(ESD)や腹腔鏡下手術を導入し患者さんの身体に優しい治療を行っています。抗がん剤治療や放射線治療、症状緩和治療には薬剤師や看護師といった医師以外のサポートも充実させて治療にあたっています。

当院の特徴

  • 腹腔鏡手術による低侵襲手術
  • ガイドラインに準じた抗がん剤治療や放射線治療
  • 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を含めた内視鏡的治療

肝臓がん・胆道がん・膵臓がん

原発性肝がんは、ウイルス性肝炎を基礎として発症する例が多いため、肝臓がんの治療に加え、肝炎、肝硬変の治療も並行して行う必要があります。また、肝臓がんの治療として、肝切除、ラジオ波焼灼、肝動脈化学塞栓療法の3つの治療があり、進行度および肝機能に応じて適切な治療を選択する必要があります。これら治療のためには、高度な知識および技術を有する内科および外科が協力して診断、治療を行う必要があります。
また、診断および治療が困難で予後が不良な胆道がんおよび膵臓がんに対しても、診断~治療に高度な専門知識および技術を必要とし、内科、外科、および放射線科が協力して治療を進める必要があります。
当院では肝胆膵を専門とする内科医および外科医が協力して診療にあたり、患者さんに最適な治療をできるだけ早く提供する体制を整えています。

当院の特徴

  • 高度な専門知識および技術を有する内科および外科医による診断、治療
  • 内科、外科、放射線科が密に連携し、最適な治療を提供
  • 受診からできるだけ短期間で治療に入れる体制
  • 腹腔鏡下手術等の患者さんの負担の少ない治療にも対応

腎がん・膀胱がん・前立腺がん

当院では泌尿器科専門の医師6人で診療を行っております。
早期の社会復帰をめざした低侵襲手術を導入しており、前立腺がん・腎がん・膀胱がん・腎盂がん・尿管がんの手術を年間250例程度行っております。
2014年2月よりロボット手術を開始し前立腺がんに対しては200例以上の実績があります。
一部の腎がんに対してもロボット手術を行っており、2018年度からは膀胱がんに対してもロボット手術を導入しております。
また保存的治療として最新のデータに基づいた化学療法も積極的に行っております。

当院の特徴

  • 高度な専門知識と技術を有する内科・外科医による診断、治療
  • 内科、外科、放射線科が密に連携し、最適な治療を提供
  • 受診からできるだけ短期間で治療に入れる体制 腹腔鏡下手術等の患者さんの負担の少ない治療にも対応

その他各種がん

その他、さまざまながんの治療を行っています。

  • 口腔がん:歯科口腔外科
  • 脳腫瘍: 脳神経外科
  • 甲状腺がん:耳鼻咽喉科
  • 咽頭がん・喉頭がん・鼻のがん:耳鼻咽喉科
  • 小腸がん:消化器内科、外科
  • 皮膚腫瘍:皮膚科

関連部署のご紹介

化学療法センター

がんの診断から治療、その後の生活や仕事の事などさまざまながんに関するご相談についてお伺いしています。がん相談にかかる専門の知識をもつ医療ソーシャルワーカーや看護師がお話を伺い、一緒に考え、解決のお手伝いをさせていただきます。

がん相談支援センター

がんの診断から治療、その後の生活や仕事の事などさまざまながんに関するご相談についてお伺いしています。がん相談にかかる専門の知識をもつ医療ソーシャルワーカーや看護師がお話を伺い、一緒に考え、解決のお手伝いをさせていただきます。

緩和ケア病棟

がんの積極的な治療は行わず、患者さん、ご家族の苦痛がすこしでも和らぐように支援します。多職種のスタッフが密接に連携することで、患者さんやご家族のご希望に寄り添い、患者さんのその人らしい生活を支えていきます。

健診センター

当院ではがんの治療だけでなく早期発見にも取り組んでします。
治療が進歩した現在でも、がんの治療の基本は早期発見です。
通常の人間ドッグから各種がん検診まで、健診センターがお手伝いいたします。

院内のフロア情報に関しての詳細はこちら