2022/3/30
がん化学療法看護認定看護師の花井です。
今回はアピアランスケアについてご紹介したいと思います。
アピアランスケアとは、国立がん研究センター中央病院外見関連患者支援チーム(平成17~24年、現アピアランス支援センター)が作成した言葉で、「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義されています。
「外見の変化を補完」とありますが、治療で外見が変化しても必ずアピアランスケアを行わなければならない、ということはありません。
ただ、治療による外見の変化は身体・心理的な苦痛だけではなく、社会的苦痛をもたらす場合が少なくありません。苦痛がある患者さんへは、アピアランスケアにより「患者と社会をつなぐ」支援が重要となっています。
当院5階の化学療法センターには、「アピアランスケア室」があります。
化学療法では、薬剤の特性によって体毛や肌、爪への影響が起こることが多いため、それらに対するセルフケアの指導、周りの環境や患者さんの気持ちを整えるサポートをさせていただいています。肌や爪のケアやメイクに用いる物品の紹介やウィッグの試着などを行うこともできます。
外来・入院を問わず、相談していただくことができますので、気軽に声をかけていただければと思います。
2022/3/24
こんにちは。ICU病棟ブログ担当のSです。
今回は先日行われた災害、MEST(院内救急サポートチーム)係主催の防災訓練勉強会の様子をお伝えします。
災害発生時の初動や看護師がどのように動くのかをイメージできるようにという事を目標に行われました。講師は話し上手で頼れる男性看護師のHさんです。
まずは自分自身と患者様の身の安全を確保することを第一に、揺れが収まったらどうするのか、安全確認や報告する場所や方法、災害時に使えなくなることが予測される設備、もしも津波がきたらどうするのか、火災が起こったらどうするのか、職員の参集について、電子カルテが使えない場合の対応方法など、実際に災害が起こった時に何を考え、どう動けばよいのかがイメージしやすい内容が盛りだくさんでした。参加したスタッフからも、わかりやすかった、何をすればいいのかが分かったなどと好評でした。
起きてほしくはない災害ですが、日頃からの準備と訓練でしっかり備えていきたいと思います。
2022/3/21
救急病棟のTです。今回は1年目にインタビューを行いました。
インタビューするときは「えっ!?」って顔をされましたが気にせずインタビューを行いました。
T「半年勤務してみてどうですか。」
Eさん「勤務中は常に緊張はしていますがだいぶ仕事は慣れました。」と笑顔で話し、「他の一年目のも聞きますが、緊張は解けませんね」と苦笑い。「疲れたときはよく友達と話しをすることがストレス解消です。」と話してくれました。
まだまだ分からないことも多く困った様子でウロウロしている一年目を見かけます。先輩からアドバイスやからかわれたりしながら勤務しています。ケアなどを手伝ってくれることもあり頼りになる場面も増えてきました。早く飲み会を開いてもっと懇親を深めたいです!
2022/3/20
皆さんこんにちは、消化器外科病棟の看護師Kです。
今回は、「医師による勉強会」についてご紹介していきたいと思います。基本的に医師の勉強会は、看護師が依頼し実施しています。
皆さんもご存じだと思いますが、医師は病気の診療・治療を行います。私たち看護師は、医師の指示のもと診療や処置のサポートや、患者の入院生活の援助・退院のための支援を行っています。そのため看護師の勉強会では、ケアや生活援助方法に関しての勉強会が多いですが、医師は疾患についての深い専門知識や治療技術を持っているため、勉強会では最新の専門知識を基に解剖生理や治療法を説明してくださるため、とても理解しやすく実りある勉強会となっています。普段聞けないような疑問も解決できる場であり、他病棟の看護師や、栄養士も参加しているため、ちょっとした交流の場にもなっています。
今回は消化器外科病棟の「大腸外科手術と合併症」という勉強会の様子を掲載しています。皆さんもみなと赤十字病院に入職した際には、医師の勉強会も定期的に開催しているので参加できる日を楽しみにしていてください∈^0^∋!
2022/3/18
こんにちは、7B病棟のKです!
今回は、先日行われたESD勉強会について紹介していこうと思います。
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)とは、早期がんの中でもさらに早期の病変に対して、胃カメラや大腸カメラで粘膜下層までを剥離し、病変を一括切除するという治療法です。
勉強会に参加した看護師に感想を聞きました!
Nさん:内視鏡を行った患者さんから、退院後の食事や運動において気をつけることや、その期間の質問を受けることが多いのですが、勉強会を通してESDによる合併症を改めて学んだことで根拠を元に、より的確な生活指導を行う自信がつきました。
病棟看護師は内視鏡中の様子を見る機会がないため、実際どのように治療が行われているか学べる良い機会となりました♩
7B病棟では医師による勉強会が沢山開催されているため、自己学習では学べないような知識も習得でき、より良い看護に繋がります!