2024/10/17
こんにちは、DDR(せん妄・認知症、身体行動制限)のリンクナースのIです。
私が所属するDDR委員会では、ご高齢者や認知症のある方、せん妄のリスクが高い方が、安心して過ごせるようケアの質の向上に努めています。
私が所属する脳神経内科・外科の病棟では、高次脳機能障害を持った方、認知症の検査入院の方など、せん妄のリスクが高い方が入院されます。そのため、安心して過ごせるように、ご家族に時計や家族写真、ご本人が慣れ親しんだものを持ってきていただいたり、好きな音楽を聴いてもらったり、患者さんを尊重してご自身でできることを支援し、洗髪や足浴などの「快の刺激」を取り入れるようにしています。
見当識障害のある方には、ベッドサイドにカレンダーや時計の設置、場所を記載した張り紙をして、繰り返しお伝えするリアリティーオリエンテーションを行っています。記憶障害や注意障害がある方には、ベッドの位置を変更し、ナースコールを一緒に押して練習するなど、統一した看護に努めています。
また、リハビリスタッフと協力し、日中の離床やADLの保持、睡眠確保のために生活リズムを整えるなど、主治医や精神科医師、病棟薬剤師と連携し、薬剤調整を行っています。また、認知症ケアチームの認知症看護認定看護師や臨床心理士に相談し、対応やケアについてアドバイスを頂いています。
せん妄症状が改善し、患者さんが生活史を語り、笑っている姿を見た時は、「良かった」と思います。そして、チームで患者さんのことについて思い返し、うれしい気持ちになります。
これからも患者さんが安心して入院生活を送り、生活の場に戻れるように、チーム一丸となって温かいケアを行っていきたいと思います。
2024/10/16
8月の下旬に、音楽を届ける 出張コンサートが開催されました。
5A病棟は精神科の閉鎖病棟です。
病棟の特性から院内で行われる音楽会になかなか参加する事ができませんので、
皆さん心待ちにしていました。
当日は、準備した椅子が全てうまってしまう程、多くの方に参加いただきました。
曲目は、夏にちなんだ馴染みのある曲ばかり
♪ 夏の思い出
♪ 翼をください
♪ 少年時代
♪ summer
♪ 情熱大陸
音楽を聴くだけではなく、歌詞カードを見ながら一緒に歌ったりする参加型のコンサートです。
ちょっと緊張の楽団メンバー
真剣に聞いている参加者
参加したスタッフも一緒に歌いました
歌う 笑う それぞれが自由に時間を過ごしました
気に入った曲を「もう一度!!」とアンコールのリクエストもいただきました
今回の室内音楽団は、ピアノ隊の出張コンサートでした
本来は、フルート、バイオリン、などの主旋律を奏でる楽器と共に、年間3~4回の演奏会開催を目指した活動を行っています
不規則な交代勤務の中で、練習日の調整がなかなか大変ですが、
様々な療養生活を送っている患者さんに、音楽会を通して気持ちが落ち着き、心が安らぐ時
を感じていただければ嬉しいです。
2024/10/7
緩和ケア病棟のOです。
緩和ケア病棟は今年の4月に3年半ぶりに再開した15室の病棟です。
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・セラピスト・MSW・臨床心理士など院内の多職種と緩和ケアチームが協力して患者さん、家族に寄り添っています。
環境面でも全病室が運河に面しており、ベッドごと出られるベランダや調理ができる家族用キッチン、専用の駐車場があります。患者さん・ご家族からは病室から見える景色が評判で、特に朝日に照らされてキラキラ✨した運河が癒されるそうです💛そして私達が大事にしている患者さん・ご家族が「その人らしい生活」が継続できるように24時間365日いつでも家族の面会が可能で、ペットの面会や飲酒もOKで、一般病棟にはない特徴があります。
緩和ケア病棟と聞くと終の棲家と思いがちですが、症状緩和・終末期ケアだけではなく在宅療養調整や家族の介護疲れによるレスパイト入院など様々なニーズに合わせた利用もできます。緩和ケア病棟からケアマネジャーさんや訪問診療・訪問看護師さんを調整して住み慣れた自宅に退院をして、自宅で数週間過ごした後に再入院をする患者さんもいらっしゃいます。患者さん・ご家族からは、ずっと病院だけではなく、自宅と病院を行ったり来たりすることで残された時間が充実できたとの意見を頂きました。
緩和ケア病棟は神奈川県全体でも約450床と非常に少ない病棟のため、地域の患者さんが必要なときにすぐに入院できるように地域の医療や介護との連携を強化しています。
2024/10/3
みなと赤十字 DMAT看護師のSです
現在当院では日本DMAT、DMAT-Lの有資格者が13名在籍しています。
2010年にDMAT指定病院となり、翌年の東北大震災から今年の能登半島地震まで数々の災害において赤十字精神のもと被災地、被災者のために活動してきました。
DMAT看護師においては、数年前までは訓練参加など自己研鑽だけでしたが、2年前より定例会を開始しています。そこでは訓練での学び発表や実災害への派遣報告など、知識と経験を共有することでより質の高い災害看護を目指しています。
今後起こりえるであろう南海トラフ地震を見据え、自病院が被災したときに患者を守り、地域を支える災害拠点病院のDMAT看護師として活動できることを目指し、取り組んでいます。
2024/8/30
当院は、地域周産期母子医療センターとして、すべての母子とそのご家族が安心・安全に過ごすことができるよう、医師や看護職員はもちろん、ソーシャルワーカーや地域の保健師とも連携し、支援しています。
また、5C病棟では婦人科、整形外科、内分泌科、乳腺外科など様々な疾患の患者さんを受け入れており、お産という命の始まりからお看取りまで、女性に寄り添った看護を大事に考え、実践できる環境にあります。
たくさんの知識と経験から的確な助言をくださる先輩がおり、様々な看護観や助産観を学ぶこともできます。
一緒に楽しく働くことができる仲間を待っています!