2024/1/18
こんにちは。6D(整形外科)病棟のOです。
今回は骨折リエゾンサービス(通称FLS(エフエルエス))チームの活動についてご紹介します。
近年、高齢化社会に伴い骨粗鬆症の進行によって骨折する患者さんが増えています。そのため、手術をしても、土台の骨は弱く、転びやすい体のままではまた骨折してしまう、いわゆる「二次骨折」をいかに予防するかが重要です。
当院FLSチームは、骨粗鬆症による再骨折を防ぎ、すこしでも長くその人らしい日常生活が送れるよう継続的にサポートすることを目標に、院内だけでなく地域医療機関とも連携しながら取り組んでいます。
先日、二次骨折予防の意義やチームの活動状況をもっと多くの院内の医療スタッフにも知ってもらうために院内勉強会を開催しました。今回の学習会では、薬剤師からの治療薬の特徴や副作用に関する講義もあり、「薬の作用がわかりやすかった」「イラストや実例で理解しやすかった」と評価をいただきました。
骨粗鬆症に関する知識を有する専門スタッフとして、一般社団法人日本骨粗鬆症学会が認定する「骨粗鬆症マネージャー」という資格があります。当院ではこれまで骨粗鬆症マネージャーの資格を有するスタッフが1名のみでしたが、今年度新たに2名が認定試験に合格しました。
再骨折を「しない、させない」という思いで、これからも患者さんやその家族だけでなく、医療スタッフにも向けた啓発活動にチーム一丸で取り組んでいきたいです。
2024/1/12
11月25日に「大正型関東地震が発生し、県内全域が被災」という想定で『関東ブロックDMAT訓練』が行われました。関東ブロック各都県DMATや関係機関との連携により、被災地における情報集約、緊急治療、病院支援(籠城・避難等)を行うことを目的とした訓練で、当院からはDPATが参加しました。DMATではなくDPAT?と思われる方がほとんどだと思いますので、まずは『 DMAT 』と『 DPAT 』の名称紹介から。
災害派遣医療チーム DMAT(Disaster Medical Assistance Team)
災害派遣精神医療チーム DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)
ということで、精神科医療に特化したチームです。
今回の研修では、まずは当院から災害拠点病院へ向かい、そこで指示を受けて崩落しそうな精神科単科病院へ支援に向かいました。別の病院へ患者を移送しなければならないという想定で活動を行いましたが、限りある資源を活用しつつ、精神保健福祉法に則り尚且つ倫理的配慮も行いながら、お互いが安全に移送できる計画を検討する難しさが身に染みる研修となりました。
2024年1月1日 能登半島で発生した地震では、多くの被害及び多くの方が被災をされました。
被災地域の支援が行えるよう、次の救護班の活動では、日頃の訓練で身につけた技術で多くの方の心のケアができるよう頑張りたいと思います。
2023/12/27
こんにちは。
院内で横断的に活動している呼吸サポートチーム(RST)のメンバーと活動を紹介します。
私たちは、すべての患者さんに安全な呼吸管理を目指して、多職種で連携して活動しています。
現在の主なメンバーは、
医師7人、看護師7人、リハビリスタッフ3人、臨床工学技士2人の計19人です。職種や経験年数も幅広く、若手スタッフから看護師長まで在籍し、呼吸管理について日々熱く語り合っています!!
病棟看護師からの相談には、患者さんを第一に考えながら、根拠に基づいた質の高い呼吸管理ができるようアドバイスを行い、呼吸管理に関連する院内勉強会を実施しています。また、気管切開患者さんに対し、気管切開チューブの閉塞予防を含む気切切開管理の標準化と安全性の向上を図るためラウンドを行い、介入支援を行っています。
チームメンバー間では、さまざまなツールを活用して、日々積極的に意見交換をしています。一人ひとりの呼吸に全集中しながら、
「みんなで守ろう!みんなの呼吸!」
を合言葉に、頑張って活動しています!!
RSTメンバーになれば、最新の呼吸ケアに触れるチャンスも増えます。これから、呼吸療法士や認定看護師を目指す人など興味のある方は、ぜひRSTメンバーに声をかけてみてください。お待ちしております。
2023/12/25
看護部の赤十字活動である健康生活支援講習会について紹介します
少子高齢化社会が進み、健康増進・介護予防などへの社会の関心やニーズが高まっています。自立に向けた高齢者の介護方法や高齢期を迎える前からの健康管理への備え、住み慣れた地域で暮らしていけるよう高齢者への支援についてお伝えしています。
今回は、「地域で支える認知症」をテーマに90分の講習会を行いました。
一般市民の方にも参加して頂きました。
認知症の症状や対応・介護の方法についての講義と生活不活発病の予防でコグニサイズ(運動と認知トレーニングを組み合わせた)を行いました。
そして、
横浜市の取り組み「もしも手帳」を紹介し、もしものときに、思いを伝える・知る事の大切さをお伝えし、自身も含めて大切な人の人生のエンディングを考える機会にして頂きました。
研修生からは、将来自分の親の介護にあたるときに
役立てたいという感想をいただきました。
本当に嬉しいことです。
いずれは自分の身にも起こる可能性のある問題について介護などの方法を
皆さんに学んで頂ければと思います。今後も赤十字健康生活支援講習会を行っていきます。
皆様のご参加をお待ちしています。
2023/12/20
6C病棟は、泌尿器科・乳腺外科・形成外科・皮膚科の混合病棟です。
診療科が多い分、多職種で連携できるようにカンファレンスを充実させています。
各診療科とのカンファレンスに加えて、排尿ケアチームや相談室、栄養、リハビリなどとカンファレンスを実施しています。
治療方針やゴール設定を共有し、患者さんの思いを大切にしながら患者さんにとって最善の医療や看護が提供できるように
日々話しあっています。
「もっと痛みをとるにはどうしたらいい?」「患者さんが過ごしたい場所はどこだろう?」「ご家族の受け止めは?」など多くの意見がとびかっています。
外科系病棟のばたばた感はありますが、笑顔でチームワークを高めていきたいと思います。