2023/8/1
6C病棟のIです。
2023年から集中治療部医師、クリティカル領域の専門・認定看護師とでCCT(重症患者対応コンサルテーションチーム)を立ち上げました。このチームは、病棟で緩徐に悪化する重症患者に関する病棟看護師からの相談に対して対応するチームです。緩徐にというところがRRSⅠ(当院はコードハリー)と違う点です。
看護師が患者さんとの関わりの中で「いつもと違う」「何かがおかしい」など気がついた小さな変化に対応することで、予期しない心停止や死亡率の増加を防ぐことができます。
先日、「酸素投与の量が増えている」「呼吸の仕方がおかしいと思う」と病棟看護師が患者さんの変化に気づきCCTへ依頼してくれました。その患者さんはチーム対応後に集中治療室に入室し治療を早くすすめることができたことで、無事に重症化の回避につなげることができました。
このチーム活動を通して入院患者さんが重症化しないよう、働きかけていきたいと思います。
2023/7/25
外来看護係長のKです。
外来には、一日約1000人の患者さんが病院に来られます。多くの患者さんは、受診を終えると家に帰り、家事や育児、介護をされたり、または、仕事に出勤したり学校に行ったりと通院は生活の一部分です。しかし、その生活が今までどおりままならなくなった場合は、地域との連携が必要となります。当院には地域との連携の窓口として、療養・福祉相談室があります。私たち外来看護師は、日頃から療養・福祉相談室のスタッフと連携をとり、患者さんが自宅で困っていることがあればタイムリーに地域と連携を行います。また、退院後、初めての外来受診患者さんにおいては、病棟看護師と連携し、自宅に帰ってから困りごとがないか、お話を伺うように努めています。
患者さんから声をかけやすく、フットワークが軽い、笑顔の看護を心がけ、病棟、外来、地域と連携し、様々な疾患を抱えていてもその人らしく生活できるように支援をしていきたいと思っています。
写真は、「あいさつの心がけ」を読み上げているところと「20秒ストレッチ」で血行をよくしているところです。
2023/6/28

2023/6/15
本日は、ICU病棟で新卒看護師を対象に実施した急変対応の勉強会について紹介します。
新卒看護師では、急変に遭遇したことがない、胸骨圧迫を実際にやったことがないスタッフがほとんどです。
初めて急変した患者さんに会った時は、誰もが戸惑います。その際に、落ち着いて行動ができるよう今回の研修で何度も繰り返し練習しました。
参加者からは「胸骨圧迫の正しいやり方を復習できて、自信が付いた」「実際に起きた事例を元に研修ができて勉強になった」と声が上がっています。
ICU病棟では重症患者や、急変の可能性が高い患者さんが多く、瞬時にアセスメントして行動することが求められます。
これからも質の高い急変対応ができるよう、勉強に励んでいきます。
2023/6/8
看護部長の間瀬です。
6月7日の看護協会通常総会において、日本看護協会長賞を受賞いたしました。
受賞は全国で140人、神奈川県では5人の看護協会員が表彰されました。
受賞者の皆様は看護協会に長い間貢献され、その功績が顕著な方々で、私には大変恐れ多い受賞となりました。
看護師としてのこれまでを振り返りましても、私自身で成し得たことは何一つなく、多くの関係者・職員の皆様とともに励んできました。この賞は、その証だと思っています。
特に、3年半となる新型コロナウイルス感染症への対応は、現場の職員が最前線で医療者としての使命を果たし、当院の役割を果たすことができました。
そのため、会長賞は看護部そして病院職員の努力の結果、受賞できたと思っています。
改めて、皆様に感謝するとともに、今後とも一緒に頑張っていきたいと思います。