2020/9/28
こんにちは。脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の河野です。
脳卒中は日本の死亡率第3位の疾患で、命が助かったとしても重篤な後遺症が残ることも少なくありません。重篤化を食い止め、機能回復のために早期からリハビリを開始し、生活の再構築を余儀なくされた患者さんに寄り添いながら支援をしていく、という役割が脳卒中患者に関わる看護師には求められます。私は、患者さんがその人らしい生活を再開できるように手助けができる、ストロークナースを育成したいと考えています。
私の認定看護師としての主な活動の1つ目は、所属部署のスタッフに向けて脳卒中に関する勉強会を開催することです。昨年度から脳卒中看護の質の向上のため、「脳卒中勉強会シリーズ」と題して定期的に勉強会を開催しています。活動の2つ目は、日々の看護実践の中でスタッフから相談を受けたり、気付いた点についてアドバイスをしたりすることです。私自身、看護の方向性について迷うことも多く、スタッフと共に患者さんにとって最善の支援を模索する毎日です。
次回は今年度の活動の目玉を紹介します。
2020/9/27
がん性疼痛看護認定看護師のNです。私は緩和ケア病棟に勤務しています。
皆さん、緩和ケアというと、どのようなことを想像するでしょうか?
「ホスピス」「がんの終末期」「退院しない」「暗い」「穏やか」「ゆったり」などなど、様々な印象があるかと思います。
緩和ケアとは、がんと診断を受けた時から提供されるケアです。そのため、積極的な治療を受けながら平行し、苦痛の軽減、緩和ケアを受けるというのが今の医療の在り方です。
一般病院に入院中や通院中の方にも緩和ケアは提供されます。治療中の患者さんには緩和ケアチームが介入し、痛みや辛い症状のマネジメントを行っています。
そして緩和ケア病棟は、積極的な治療はせず、痛みやその他の苦痛症状が和らいで、より豊かな人生を送ることができるように支えていく病棟になります。そのため、その人らしい生活が送れるような在宅調整も積極的に行い、患者さんの望みを支える看護を大切にしています。
私は、認定看護師/看護実践者の一人としてスタッフや患者さんと共に悩んだり、喜びを分かち合ったりしながら、患者さんの苦痛が緩和でき、患者さんの真の望みを探り、それぞれの望みに合った選択ができるような看護を大切にしています。
看護師は患者さんやご家族のために何かできることをしたいと願っています。しかし、実際は患者さんやご家族から与えてもらう力はとても大きいと感じています。だからこそ、忙しく大変なことがあっても頑張っていけるのではないでしょうか。
そんな看護の楽しさを一人でも多くの方に実感してもらえるよう認定看護師としても頑張っていきたいと思います。
2020/9/25
~5C病棟のIです!
今回は、8月3日に実施された「リーダーシップとメンバーシップ研修」について、その内容と学びを紹介したいと思います。
5月に実施された第1回目の研修では、リーダーシップとメンバーシップについての概論や、リーダーに求められる能力、問題解決の方法を学びました。
第2回である今回は、自分がどのようなタイプのリーダーなのかを確認し周囲とのコミュニケーションに活かすことや、リーダーとして必要な交渉力について講義がありました。また、現在の進捗状況と成果、課題などをグループで話し合い共有しました。
私は、リーダーシップをとることはまずメンバーシップを実践するところから、という学びのもと、メンバー一人一人が業務改善に主体的に取り組めるよう、役割分担や情報共有を意識して日々活動しています。
グループワークでは、各病棟のスタッフが自分と同じように試行錯誤していることを知り、参考になったり励みになったりし、各々が今後の活動のモチベーションを上げられる貴重な機会になりました。今回の研修を活かし、今後も部署の業務改善に取り組んでいきます!
2020/9/24
~緩和ケアセンター(緩和ケア病棟)のHP
および「緩和ケア病棟入院のご案内」リニューアルのお知らせ~
緩和ケア病棟のSです。
病棟看護師が中心となり、がん専門看護師・医師・多職種の方々にもご意見を頂き、患者さんやご家族の方により分かりやすく見やすいものになっていると思います。
また、表紙にQRコードも付いていますので、スマホでもご覧いただけるようになりました。
緩和ケア病棟入院相談外来にてお渡ししており、安心してご入院を検討される為の資料としています。関連病院にもお配りしているため、多くの方に活用していただきたいと思っています。
↓こちらからもご覧いただけます。
https://www.yokohama.jrc.or.jp/gancenter/department/easing-care.html
2020/9/23
5A病棟 係長 田鎖です.
新入職者を対象として病棟で行っている、身体拘束の勉強会を紹介します。 精神科病棟では、興奮して自分では行動を抑えることが出来ない患者さんを「精神保健福祉法」に則り拘束することもあります。そのような場合は、スタッフを守るため、患者さん自身を守るため、的確に準備を進め迅速に拘束することが必要です。
このような場面に備え、病棟では定期的に勉強会を開催しています。新入職者には、「すぐに装着出来るよう、正しい位置にセットする」ことを中心に指導します。また、身体拘束をされるとどのような苦痛を生じるのか、どのようにすれば少しでも安楽に過ごせるのかを考えて貰えるよう、拘束される体験も実施します。
拘束はもちろんですが、清潔ケアなど日々の看護全てにおいてただの業務にならないよう、「自分が患者さんだったら」「自分の家族がこのように扱われたら」と、赤十字7原則の一つである「人道」を中心に倫理的側面を考えながら関われるよう、指導しています。