災害救護

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病院設備

外来ホール

当院の1階外来ホールは、大規模災害時には傷病者の受入れスペースとして利用することを想定し、壁には医療ガスの配管が設置されています。

また、災害拠点病院には、災害時には病床数の2倍程度のベッドの確保が求められているので、約600床分の傷病傷病者受入れ用簡易ベッドなども備蓄しています。

免震構造

病院棟とエネルギーセンター棟は免震構造となっており、関東大震災クラス(横浜市内では震度6強程度、マグニチュード7.9)の地震でも、建物への損傷はごく軽微(壁のひび割れ程度)なものになるよう設計され、大規模地震時でも病院機能の維持が可能です。

津波対策

津波対策として、建設当時の予測津波高より高くなるように敷地全体を盛土で高くし、病院1階が海抜5メートルになるよう建設されています。

また、東日本大震災後に神奈川県の津波予想が見直されたことを受けて、病院にエネルギーを供給するエネルギーセンター棟などに、津波の浸水を防止するための防潮板・扉を設置し、津波災害に備えています。

自家発電装置

商用電源の供給が停止した場合に備えて、自家発電装置(ガスタービン発電機1基、ガスエンジン発電機2基)をエネルギーセンター棟の2階に設置しています。自家発電機を2階に設置しているのは、津波対策のためです。

災害時でも都市ガスが供給されていれば、燃料の制限を受けずに自家発電機の運転が可能です。もし都市ガスの供給が停止した場合は、非常用燃料として備蓄している軽油を利用し、約7日間の運転が可能です。

ヘリポート

当院の屋上にヘリポートを設置し、24時間365日の離着陸が可能な運用としています。

ヘリポートは、ヘリによる救急搬送の他、災害時には救護班の搬送や物資の輸送に対応しています。

当院は、海上保安庁や横浜市消防局のヘリコプターが救助した傷病者を、当院のヘリポートに直接搬送する運用を行っており、救急・災害医療に積極的にヘリポートを活用しています。

ヘリポート情報

  • 軒高 38m
  • 離着陸帯区域 20m×20m
  • 最大離陸重量 9トン以下
  • 夜間離着陸 可

船着場

当院の南東側の運河に、小型船舶の係留が可能な船着場を設置しています。
この船着場は、海難事故の傷病者搬送や大規模災害時に陸路が寸断した際の物資補給などに活用されます。

陸、海、空からの傷病者受入れや災害時には物資の輸送受入れが可能な病院は全国的にも珍しく、当院の特徴となっています。

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