2022/7/29
透析予防外来の紹介

糖尿病看護認定看護師のHです。
透析予防外来を紹介します。
長期間高血糖が続くと、糖尿病の合併症である糖尿病腎症を発症します。血糖コントロールが良くないと腎不全に至り、人工透析や腎移植が必要となります。
糖尿病腎症の腎症の病期は1~5期まであり、2期までは無症状ですが、腎臓の機能は少しずつ低下しています。透析予防外来では、無症状の2期の患者さんからが対象です。腎症は病期によって、治療や食事内容、運動の強度など生活の注意点が変わるので、患者さんの病状に合わせて支援します。患者さんは採血結果が出る約1時間の間に管理栄養士による栄養指導と看護師による生活指導を受け、医師の診察を受けます。この外来に通ったことで、腎症の進行を遅らせるのはもちろんですが、患者さんとその家族の療養生活の負担や不安が少しでも軽くなればと思っています。