2023/1/26
急変時対応の勉強会&チームステップス


外来のKです。
いつどこで起きてもおかしくない急変に対し、いち早く適切な対応ができるよう、毎年訓練を兼ねて勉強会を行なっています。容態の確認方法に始まり、人手や必要な物品を集めると同時に、迅速な心臓マッサージを行うなど、事例を元に一連の動きを復習しました。質の良い胸骨圧迫ができるよう、蘇生トレーニング人形を使用して手技をみんなで確認しました。頭では理解していても、いざという時には焦ってしまったり緊張したりと、なかなか頭や身体が動かないものです。日々いつ誰がどこで急変するかは予測不能なため、いかなる場合でも適切な対応ができるよう取り組んでいますが、初動のシュミレーションを繰り返し行うことで自信となることが事後アンケートで確認できました。
また、チームステップスの視点を取り入れて、より安全な医療を提供できるようにするため、事例でその場面をもりこみ、事後にチームステップスの4つの要素(リーダーシップ、状況モニター、相互支援、コミュニケーション)等も話し合いました。患者様が安心安全な医療を受けられるように、私たち医療者が医療チームとして個人のスキルをあげるのみでなく、「あれ?」と思う場面は声を掛け合い、双方で復唱確認することが重要だと実感し、チームステップスの視点が医療安全文化の醸成にとても直結していると改めて感じました。また、日頃のチーム医療の中でも、外来は他職種との連携で成り立っているので、チーム間での風通しの良い、声の掛け合いや連携が、患者様、職員間の安全につながることを実感できました。