2020/9/29
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の活動紹介 vol.2


こんにちは。脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の河野です。
先日の活動紹介に引き続き、今回は、今年度の活動の目玉である、「SNL」を紹介したいと思います。これは「Stroke Nursing Level(ストロークナーシングレベル)」という私が考えた造語の頭文字です。病棟には、看護師としての経験年数はもちろん、脳卒中看護の経験年数も様々なスタッフがいます。すべてのスタッフに同じような教育をしても、あるスタッフには難しかったり、またあるスタッフには物足りなかったりと、効果的な教育にはなりません。
そこで私は、脳卒中看護の実践能力に対する目標設定を4段階に分けました。レベルⅠは「勉強会に参加し知識を得る」、レベルⅡは「知識を活用し看護展開を実践する」、レベルⅢは「他者を巻き込んで看護展開を実践する」、レベルⅣは「指導的な役割がとれる」というようなものです。
スタッフにはそれぞれ自分がどのレベルの目標を目指すのか考えてもらい、目標達成に向けて1年間勉強会の参加や日々の看護実践に取り組んでほしいと説明しました。
この教育計画が、ストロークナーシングレベル「SNL」です。
このシステムにより、スタッフが主観だけではなく客観的な相互評価で自分の成長を可視化し実感することができます。初心者はもちろん、脳卒中に興味があれば段階的に学び、成長していくことができます。
と言っても、まだ始めたばかりで粗削りな取り組みです。師長さんの指導を受けながら、より洗練された教育計画に仕上げていくことが私の課題です。私自身、認定看護師として看護実践能力とともにスタッフの教育・育成能力を磨きながら、スタッフと共に脳卒中看護の奥深さ、おもしろさを追求していきたいと思います。