2022/8/19
救護員としての赤十字看護師フォロアップ研修を開催しました



災害看護研修担当の5A Kです。
今回は、先日開催された救護員として赤十字看護師フォロアップ研修が開催されたのでその様子をお伝えします。
この研修は、救護員として登録されたスタッフ、実践者ラダーレベルⅡ以上の方が受講されており、秦野赤十字病院との合同開催となっています。
以前は、急性期医療対応ニーズを中心とした研修が主でした。しかし災害が多様化しており、災害の全サイクルに対応出来るよう研修内容が改訂されました。
特に地域アセスメント、避難所での災害関連死を予防するための公衆衛生や感染管理、要配慮者やグローバルヘルスの視点での災害看護ケア、原子力災害・被ばく医療、亡くなられた方やその遺族ケア、他機関との連携などが盛り込まれました。
この研修は前年の災害で得られた課題をもとに年々更新されてきており、実技では病院業務支援を学び、支援だけではなく受援にも目を向けた内容となっています。
受講生は、研修に参加し以下の学び、感想を述べられていました。
災害救護の原則はCSCATTTであり、それに則って救護の準備や災害時の行動を検討する必要がある事を改めて復習されてました。また、災害救護及び病院業務支援の原則は被災者の自立支援である事の重要性を学ばれていました。特に病院業務支援の演習では、日々のリリーフでも有効活用できるとの振り返りや被災地のニーズは様々でそのニーズも災害のサイクルに応じて容易に変化するため、支援内容を柔軟に考えて対応する能力や心構えが必要と気づかれたようでした。さらに、救護班として活動する前にまずは平時からの備えとして自身の業務の仕方や心構えを見直すきっかけとなったっ方もいたようでした。
まだ参加されていないスタッフや今後救護員として活躍されたい方は、このフォロアップ研修受講をお勧めします。