2023/3/1
ICLS研修を受講しました

7B病棟のWです。
今回は私が先日受講した研修「みなとICLSコース」についてご紹介します。
まず「ICLS」とは、「Immediate Cardiac Life Support」の頭文字を取った略語で、医療従事者の為の蘇生トレーニングコースの事を指します。緊急性の高い病態のうち、特に「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得 することを目標としています。
研修では、初めにICLSの概要についてテキストを用いた学習を行い、その後は実際に体を動かしながら、蘇生に必要な技術やチーム医療を1日かけて学習しました。
蘇生技術の学習では、3名程度の小グループに分かれ、インストラクターの分かりやすい指導の下、胸骨圧迫・人工呼吸・AEDの使用を組み合わせて行われるBLS(一次救命処置)についてや、気道確保と気管挿管、心停止時の4つの心電図波形の評価方法、電気ショック適用の判断と実施方法、傷病者の状態に応じた適切な薬剤の選択や投与方法などについて学びました。そして、学んだ蘇生技術や知識を生かし、心停止した傷病者の発見後、どのようにチーム蘇生を展開していくかをシナリオの中で何度も実践しながら学習しました。シナリオ毎に振り返りの時間が設けられていたので、良かった点や改善点を確認し、次に繋げながらチーム蘇生を学ぶ事が出来ました。
初めは緊張でいっぱいでしたが、チーム蘇生の一連の流れを繰り返しシミュレーションする事で、自分の役割が何かを考えながら行動に移す事が出来るようになっているのを感じる事が出来、とても嬉しかったです。
また、メンバーと声を掛け合い、蘇生処置の方向性を確認し合いながら、密にコミュニケーションや連携を図る事が急変対応において重要なのだと学ぶ事が出来ました。
今後自分が急変の発見者となった時、応援として駆けつけた時には、今回の研修で得た学びを生かして、患者さんに適切で迅速な救命対応を行えるよう努めていきたいと思います。