2021/3/9
自己注射を行う患者さんへの指導


外来看護師のOです。
今回は耳鼻科外来で自己注射を行っている患者さんの指導について紹介したいと思います。
薬物療法や手術を行っても治りにくい、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の患者さんに対し、デュピクセントの注射を行っています。
これまでの治療では上手くコントロールできなかった方でも、症状を改善し維持する効果が期待できます。
最近では、医師の判断のもと患者さん自身で注射を打つ「自己注射」も行っています。
自己注射導入時は、注射の打ち方や副作用、費用などを説明したDVDを見てもらいます。
その後、指導しながら実際に注射を打ってもらいます。手技が不安な方は何度か自己注射の指導を行い、医師の許可が出たら自己注射開始となります。
自己注射は通院に伴う時間的な制約や負担が軽減でき、ご自身のスタイルに合わせて治療することができます。
症状がコントロールされ健康な人と変わらない日常生活が送れるよう、これからも支援していきたいです。