2020/11/17
腹膜透析患者への退院後訪問①

8階・透析室病棟のSです。
今回から3回ほどに分けて“腹膜透析を行っている患者さんへの退院後訪問”についてお知らせしたいと思います!
8階は腎臓内科を主科としており、腹膜透析を行っている患者さんへ向けて退院後訪問を実施しています。
今回は腹膜透析について説明します。
腹膜透析とは、腹腔内に透析液を一定時間入れ、腹膜を介して体内の老廃物などが腹腔内の透析液側に移動して体外に排泄するという仕組みです。腹膜透析の特徴としては、患者さん自身が自宅で透析を行うことができるという点です。腹膜透析の中でもCAPD(連続携行式腹膜透析)とAPD(自動腹膜透析)に分かれています。CAPDは1日に3~5回程度透析液を交換する方法で、生活リズムに合わせて透析液の交換を行います。APDは、就寝時に腹膜透析の機械を使用し、自動的に透析液の交換を行う方法です。
腹膜透析は、自宅でできる治療というのがメリットですが、自己管理をしっかりとできることが条件にもなってきます。そのため、当院では退院後訪問を通して、治療が確実に行えるように、退院後も支援させていただいています。
次回は、退院後に直面する腹膜透析患者の不安や困りごと、それに対する支援について紹介します。