2024/1/18
🦴骨折リエゾンサービス(FLS)チームについて🦴


こんにちは。6D(整形外科)病棟のOです。
今回は骨折リエゾンサービス(通称FLS(エフエルエス))チームの活動についてご紹介します。
近年、高齢化社会に伴い骨粗鬆症の進行によって骨折する患者さんが増えています。そのため、手術をしても、土台の骨は弱く、転びやすい体のままではまた骨折してしまう、いわゆる「二次骨折」をいかに予防するかが重要です。
当院FLSチームは、骨粗鬆症による再骨折を防ぎ、すこしでも長くその人らしい日常生活が送れるよう継続的にサポートすることを目標に、院内だけでなく地域医療機関とも連携しながら取り組んでいます。
先日、二次骨折予防の意義やチームの活動状況をもっと多くの院内の医療スタッフにも知ってもらうために院内勉強会を開催しました。今回の学習会では、薬剤師からの治療薬の特徴や副作用に関する講義もあり、「薬の作用がわかりやすかった」「イラストや実例で理解しやすかった」と評価をいただきました。
骨粗鬆症に関する知識を有する専門スタッフとして、一般社団法人日本骨粗鬆症学会が認定する「骨粗鬆症マネージャー」という資格があります。当院ではこれまで骨粗鬆症マネージャーの資格を有するスタッフが1名のみでしたが、今年度新たに2名が認定試験に合格しました。
再骨折を「しない、させない」という思いで、これからも患者さんやその家族だけでなく、医療スタッフにも向けた啓発活動にチーム一丸で取り組んでいきたいです。