2021/9/14
教育担当 ナナミのQ&A

教育担当の名波です
今年度のインターンシップに参加された学生さんから、こんな質問をいただきました
「コロナ禍での実習で、受け持ち患者とのコミュニケーションが1回15分に設定されています。直接やりとりする時間が少ない中で、効果的に情報収集をすること、患者のニーズを捉える事の難しさを感じています。このような状況の中、患者さんと関わるうえで必要な知識やコツなどはありますか?」
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かない今、実習の中止や制限を余儀なくされ、同じような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか…?
限られた時間の中患者さんと関わる時看護師に求められるのは、患者さんの言動一つ一つを重要な情報と捉える力だと考えます。患者さんが情報を発信してくれていても、受け手である看護師が大切な情報だと捉えられなければ意味がありません。患者さんの表情や声のトーンなどの小さな変化を見逃さず、その一つ一つを大切な情報ととらえ、それを看護につなげることが看護師の腕の見せ所です。受け持ち患者さんのため、自分にできることを精一杯考え、誠実に関わることがその第一歩になります。
患者さんの変化を見逃さないための観察力や判断力を身につけるため、日々の学習や演習での学びを大切にしてほしいです。焦らず自分のペースで進んでいってください!