2023/2/16
外来の防災訓練の様子〜危機は突然に〜



こんにちは。外来のAです。
1月に外来での防災訓練を行ったのでご紹介します。
当院は災害拠点病院として、毎年様々な災害を想定した防災訓練を行っています。
危機は突然に起こるため、災害時は院内に留まる可能性を考慮して各自のロッカーに食料や衛生物品などの備蓄をするように意識しています。
外来エリアでは他職種の連携と応援態勢が重要なので、関係職種と一緒に訓練をしました。
実際に、平日の診療時間内に地震が発生したという想定で各職種の初動(最初にすべきこと)と連携をグループに分かれて実践しました。実際にやってみることで付き添いの方を含む患者様の安全を守るための報告体制、誘導の仕方などを確認することができ、細かいことで動きづらいことは課題につなげることもできました。
また、当院は多国籍の患者様が多く来院されるため平時から多言語や異文化の方にも安心して医療が提供できるよう努めています。災害時も例外ではなく、より不安な心境に陥りやすい多国籍の方に対して避難誘導等がスムーズに行えるよう避難誘導カードや翻訳アプリなどを使用しての訓練も行いました。
災害発生時は多くの人手を要します。外来では発災2時間以内に5割程度のスタッフが参集できる範囲に住んでいますが、すぐには登院できない可能性もあります。発災時、在院している様々な人の協力、助け合いはもちろんのこと、地域のみなさまとも協力し、一丸となって多くの方の安全を守っていきたいと考えています。
危機は突然やってくるため、有事の際は今回の学びを活かして落ち着いて行動したいを思いますが、日頃からの訓練継続がいかに必要であるかを実感した機会にもなりました。