2020/11/2
新しい災害救援車両が配備されました!


救急災害業務課のTです。
この度、日本赤十字社神奈川県支部から、当院へ新しい災害救援車両(トヨタ アルファード)が配備されました。この車両の配備費用は、多くの方々からのご寄付により賄われています。皆さまからのご支援に心からお礼を申し上げます。
災害が発生した場合は、当院では救護班、DMAT等を迅速に派遣できるように準備しています。 救護活動では被災地に負担をかけないために自己完結型の活動が求められていて、自分達の衣食住や移動手段も全て自分達で用意します。災害発生直後の急性期や公共交通機関の運行が停止している時に、迅速に被災地へ向かうには災害救援車両が必要不可欠です。救護班等の派遣時は、救急車1台と救護班要員等搬送用車両の2台1組で派遣します。今回の車両配備で当院の災害救援車両は4台(救急車2台、救護班要員等搬送用車両2台)となり、同時に2チームを派遣することが可能となり、災害対応能力が向上しました。
また、救護班等を派遣する場合は常に準備している医療セットの他に、災害の種別や多い疾病によって薬剤や診療材料を追加するほか、天候や季節、想定される活動内容に応じた救護資機材を準備します。ここに救護班員の衣食住に必要な物品や個人の荷物も加わるので、派遣時に持参する物品は非常に多くなります。
今回の災害救援車両の配備では、救護班要員と共に多くの物品の搬送にも対応できるように、大型の車種が選定されました。 新しい災害救援車両も最大限に活用できるよう、日頃からの準備と訓練に取り組んで参ります。