2021/7/20
内視鏡室の看護について


こんにちは。内視鏡・放射線科看護師のHです。
本日は「内視鏡室」での業務についてご紹介させていただきます。
そもそも、内視鏡室の看護師って何をしているのか御存知でしょうか?
内視鏡看護師は、病棟での看護と違い、業務としては医師の検査介助がとても多くなります。安全かつスムーズに検査ができるよう、どういった検査なのかを把握し、この次は何をするか、何が必要か、先読みして動く必要があります。
内視鏡室は、初めてお会いする患者さんが多い場です。そのため、患者さんの「今」の情報収集をすることがとても重要となります。
検査室にお呼びすると、表情がこわばっている方、嫌だな~とため息をつく方、皆様不安だったり緊張をしています。力が入ると体もこわばり、スコープの挿入もより苦痛を伴うものになってしまいます。いかにリラックスでき、苦痛少なく検査に臨んでいただけるか、患者さんにお会いした瞬間から、どういう方なのか、どんな声掛けや関わりが良いのかを探っています。
検査中は声掛けやタッチング、大腸カメラではスムーズな挿入ができるようお腹を押さえるなどの介助を行います。患者さんから、検査が終わった後に「背中をさすってくださったから、すごく楽になりました」と笑顔で言われた時、とても嬉しい気持ちになります。
どうしても短時間での関わりとなってしまうため、その中でいかに信頼関係を築けるか、難しくもあり、面白さもある、日々勉強になる場所です。