2020/7/10
救護員としての赤十字看護師養成研修



こんにちは、5A病棟の熊谷です。
近年、温暖化の影響に伴い、年々水害が増えています。これから起こるであろう災害に備え、訓練も大事ですが、自分たちで命を守る、つなぐ「自助」、地域で守る「共助」の強化をしていく必要があります。みなさんは、日頃から備えていますか?
日本赤十字社法において、卒後3年以内かつ赤十字施設に従事して3年以内の方を対象に、救護員として赤十字救護研修を受講し、救護員として登録されます。
今回は、当院で6月27.28日に行われた研修の様子をお伝えします。
研修は講義と演習で行われます。講義は、DVDを活用しながら赤十字の救護活動の実際を知り、グループワークを通して対象者別に災害時の看護を考えるなど、普段の看護の学びをここで確認し合いました。演習では、トリアージ訓練、担架搬送訓練、救護所設営を主に実施しました。
参加者からは、この研修を通して、
「普段から赤十字基本原則にもとづいた看護実践を行うことで、災害という特殊な状況下においても人間らしさを大切にした関わりができると学んだ」
「普段から状況把握能力やアセスメント能力を鍛えること、自分から発信していくこと、CSCATTTを意識した災害訓練を重ねていくことが大切であると実感した」という意見があり、研修では多くの学びや気づきがあったようでした。
また、現在コロナ禍ですが、より感染対策の重要性にも気づくことができており、より日々の看護実践が有事の備えにつながっていることを認識されたようでした。
救護員として登録された後もフォローアップ研修の実施があり、継続的な研修を受けられます。