PAGE 
TOP

感染症科

Department of Infectious Diseases

感染症科

感染症科について

感染症科では、全身のどの臓器にも起こりうる、微生物による疾患に対応しています。当院の感染症科は、常勤感染症専門医1名で、各診療科よりコンサルテーションを受け、主に入院中の患者さんの併診を実施。各種培養検査から微生物が検出された場合の解釈や治療法の提案、抗菌薬使用に関する相談対応を中心に行なっています。また、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)の一員として、指定抗菌薬使用例、菌血症例などに対して適正使用の観点でカンファレンスを行い、適宜主治医へのフィードバックを行うことで、病院全体で質の高い感染症診療を実現。外来では、HIVや梅毒の診療、渡航者中心のワクチン対応(トラベルクリニック)を行っております。

治療について

担当する疾患の多くは抗菌薬などの抗微生物薬の対応となり、入院例では併診で、抗菌薬の選択などを主科に提案。外来では、HIV症例に対する抗HIV治療薬の処方などを実施しております。
また、トラベルクリニックとして16歳以上の方を対象としたワクチン(新型コロナワクチン以外)を渡航先に合わせて接種し、必要に応じてマラリアなどに対する予防薬の処方を行っております。なお、予防接種は保険適用外の自費診療です。渡航目的の場合は、相談のみでも問診料(3,160円(税込))がかかり、接種の際はその都度ワクチン料が発生します。ご希望されるワクチンによっては、複数回の接種が必要なものがありますので、なるべく海外渡航の1か月前までにご来院ください。

医師紹介

感染症科部長

渋江 寧(しぶえ やすし)

専門分野

  • 感染症全般
  • ワクチン接種(海外渡航者へのトラベルクリニック対応含む)

経歴

  • 出身大学:聖マリアンナ医科大学
  • 医師免許取得年:2003年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本感染症学会感染症専門医・指導医・評議員
    • 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
    • 日本専門医機構総合診療専門研修特任指導医
    • 日本臨床微生物学会認定医・評議員
    • Certificate in Travel Health ™ (国際渡航医学会認定医)
    • 日本エイズ学会認定医
    • ICD制度協議会認定ICD(インフェクションコントロールドクター)
    • 日本病院会医療安全管理者
    • 東邦大学医学部・薬学部非常勤講師
    • 医学博士
画像

外来担当医表・休診表

診療科 備考
感染症科 午前 新患・ワクチン外来 ※渋江 寧 ☆渋江 寧 ※渋江 寧 ※予約患者のみ(事前に電話にて相談必要)
☆他院新患
再診 渋江 寧 ☆渋江 寧 渋江 寧

診療科

感染症科

午前

新患・ワクチン外来

再診

新患・ワクチン外来

再診

新患・ワクチン外来

※渋江 寧

再診

渋江 寧

新患・ワクチン外来

☆渋江 寧

再診

☆渋江 寧

新患・ワクチン外来

※渋江 寧

再診

渋江 寧

備考

新患・ワクチン外来

※予約患者のみ(事前に電話にて相談必要)
☆他院新患

再診

診療実績

2023年度 診療実績

感染症コンサルテーション件数・
ASTフィードバック件数
674件
(ASTとして指定抗菌薬使用例、菌血症例などの主治医へのフィードバック件数 462件)

病気を知る

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症

白血球(リンパ球)のCD4陽性Tリンパ球やマクロファージ系の細胞に感染するウイルスです。感染することで免疫力が低下し、日和見感染症(免疫が低下した状況でかかりやすい感染症)を起こしやすくなります。主にHIVに感染している方との性交渉などの体液曝露で感染。急性感染の症状は、発熱、咽頭痛などで一過性に収まることも多く、その後年単位で無症状の時期が続き、CD4陽性Tリンパ球の低下、ウイルス量の増加が顕著になった時点で日和見感染をきたすようになります。 現在の治療でもHIV感染症を根治することはできませんが、以前と比べて効果の高い抗ウイルス薬があり、これを使用することでウイルスを抑えて免疫力を回復させ、HIV感染症がない方と同様の生活を送ることが可能です。

トラベル・ワクチン外来について

海外赴任・出張(同行されるご家族含む)、留学・旅行での予防接種、渡航前相談や、国内でも日常生活で発症しうる感染症(A型肝炎、B型肝炎、破傷風、帯状疱疹)の予防接種を行っております。 感染症、渡航医学の専門資格を有する医師が対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

院内のフロア情報に関しての詳細はこちら