部門紹介
化学療法センター
化学療法センターとは
化学療法センターでは、外来の患者さんに、抗がん剤の点滴・注射、ホルモン注射や、抗体薬の点滴治療を行っています。
場所は、5階の海側の景色が良いフロアで、リクライニングチェアー18台とベッド6台の合計24台があります。各チェアーにはテレビや照明がついており、テレビを見たり本を読んだりしながら、リラックスして治療が受けられます。
スタッフは、看護師3~5名、薬剤師4名、クラーク1名、看護助手1名がいます。
化学療法センターでの治療の件数は年間約5500件で、疾患別で多いのは、乳がん、大腸がん、胃がん、悪性リンパ腫、前立腺がんなどです。
化学療法センターで行う治療は、科学的根拠に基づいたものであり、院内の化学療法委員会が承認した治療計画(レジメン)に従って行われます。
普段通りの生活や仕事をしながら、外来通院で、安全に快適に治療を受けて、がんが治るようにします。
外来化学療法の流れ
外来患者さんが化学療法センターで治療を受ける日の流れは、次のようになります。
- 病院に到着したら、1階で採血検査を受けます。
- 採血結果の待ち時間を使って、5階の化学療法センターで、看護師が問診します。体調や気分、つらい副作用が無いかお話を伺います。
- 必要に応じて専門チーム(緩和ケア認定看護師・疼痛緩和認定看護師臨床心理士など)やがん相談支援センター、に相談できます。
- 採血結果や問診内容を参考に、各診療科の担当医師が診察し、その日に治療することを決めます。
- 化学療法センターで点滴を始めます。治療薬の種類によりますが、点滴の時間は数時間位のことが多いです。
- 点滴している間に、ベットサイドへ専門薬剤師が伺い、副作用に対する薬の飲み方などをアドバイスします。
- 栄養士がベットサイドに来て食事の相談をすることもあります。
- 点滴が終わったら、会計をして帰宅となります。
- 化学療法センターでは、化学療法を受けている患者さんがご自宅などで急な体調変化があった場合に、迅速に対応できる体制を整えています。日中は各診療科外来で、夜間や休日は救急外来で診察・治療を受けられます。必要に応じて入院して治療を行うことも可能です。安心して治療を受けていただけるよう、常に準備を整えております。
外来での治療に不安を感じると思いますが、様々な専門スタッフによるチーム医療で患者さん、ご家族をサポートしていきます。
外来化学療法を受ける患者さんとご家族へ
具合が悪くなった時の対応
以下のような症状の時には予約外でも電話連絡の上、受診してください。
- 38度以上の発熱が続く
- 1日4~5回以上の嘔吐や下痢
- 食事や水分がほとんど摂れない
- 点滴をした部位やその周囲の皮膚の変化や強い痛みがある など
化学療法に関する相談
化学療法に関する相談を受付けます。(24時間対応)
急を要さない化学療法に関する相談は、平日8時30分~17時に電話連絡してください
※具合が悪くなった時には、いつでも電話連絡の上受診してください
連絡先
横浜市立みなと赤十字病院 TEL045-628-6100(代表)
平日8時30分~17時 各科外来・化学療法センター
平日8時30分以前、17時以降、土日・祝日 救急外来
※平日8時30分~17時以外の時間帯は、救急外来にて看護師、当直医師が対応となります
※救急外来受診の場合には、救急患者さんで混雑しているときには、お待ちいただくことがあります
※電話相談・電話連絡の時は、「化学療法を受けている△△です」とお伝えください。その際、お手元に診察券を準備してください。