横浜市立みなと赤十字病院泌尿器科

予約検査




排泄性尿路造影:(X線透視室:約30分)
 
造影剤を点滴して仰向けにねていただき、尿に造影剤が排泄されていく様子を5-10分ごとに撮影します。腎臓の機能、上部尿路(腎盂・尿管)の通過障害や形態を見る検査です。
 主に尿管狭窄や尿管結石の診断時に行う検査です。



逆行性尿路造影:(X線透視室:30分から1時間)

 載石位(分娩台の体位)にて尿道から膀胱鏡を挿入して尿管カテーテル(細い管)を尿流に逆行する形で尿管に留置し、尿管から直接尿を採取したり、腎盂尿管を造影して異常を細かく描出したりする検査です。場合によって仙骨ブロック(硬膜外麻酔)を併用して行います。
 主に腎盂・尿管腫瘍の診断時に行う検査です。



膀胱造影:(X線透視室:約30分)
 
 仰向けで寝たまま、尿道から細いカテーテルを留置して膀胱にゆっくり造影剤を注入して膀胱の形状や尿管への逆流の有無を確認する検査です。腹圧性失禁の診断の場合はその後立位となり、腹圧をかけて、膀胱や尿道の位置や形の変化を検査します。
 主に、腹圧性尿失禁、尿管膀胱逆流の診断に行う検査です。



尿流動態検査:(外来:約10分)
 
 尿をためた状態で機械の便器に排尿していただき、排尿時間・排尿流量を測定します。その後、超音波で残尿量も調べます。
 主に、排尿障害の診断に行う検査です。



膀胱鏡:(外来:約15分)
 
 載石位(分娩台の体位)にて尿道から膀胱鏡を挿入して膀胱内を内視鏡で観察します。結石や腫瘍の有無を調べます。場合によっては小さい結石の摘除や腫瘍の生検も行います。
 主に血尿の原因として腫瘍を疑う場合に行う検査です。



膀胱内圧測定:(外来:約45分)

 仰向けで寝たまま、尿道からいカテーテルを留置して膀胱にゆっくり食生理塩水を注入して膀胱の感覚(尿意)や容量、膀胱の収縮力を調べる検査です。腹圧での排尿を除外するために肛門から小さいバルーンつきのカテーテルを留置します。
 主に、残尿を伴う排尿障害の方で排尿機能の診断に行う検査です。