横浜市立みなと赤十字病院泌尿器科

前立腺生検


経会陰式前立腺生検(入院3泊4日、腰椎麻酔。検査時間20分)

目的:PSA高値など前立腺癌を疑う方に、前立腺癌診断のため検査です。

方法:麻酔後に、股を広げる体位にて、まず尿道から内視鏡にて前立腺・膀胱を観察します。
 その後、直腸エコーの画像を参考に、前立腺から場所を決めて約12か所針を刺して組織をサンプリングする検査を行います。



経過:検査前日にご入院いただきます。
 検査後に尿道カテーテルを一晩留置します。翌日に血尿が軽度であればカテーテルを抜きます。
 排尿障害や発熱が問題なく、血尿が軽度であれば、翌々日に退院となります。

結果:病理組織検査に約2週間かかりますので、結果は外来でご説明します。(退院時に予約をとります)

 仮に癌が検出された場合には、悪性度や局在診断(どの部位から採取した組織から癌がでたのか)なども診断されますが、以後画像検査なども予定し、今後の治療方針を相談していきます。
 仮に癌が見つからなかった場合でも、あくまでサンプリング検査なので、癌がないとは言い切れません。ただし、少なくとも進行癌はないと考えられ、今後も間隔をあけながらもPSA検査を定期的に続けていきます。