外科(救急外科、食道・胃外科、大腸外科、肝・胆・膵外科)

Original Update by Dr.Farouk

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外科(救急外科、食道・胃外科、大腸外科、肝・胆・膵外科)について

外科紹介文

 当科では、2005年の開院以来、消化器外科、乳腺外科を専門領域として、乳腺、甲状腺、食道、胃、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓、ヘルニアなどの外科手術全般において、それぞれの分野でも最新の知識と技術を誇る専門家を配置し、常に最高レベルの医療をご提供することを目指してまいりました。
 当院は2012年4月に地域がん診療連携拠点病院に指定され、がんセンターを設立後、個々のがん腫の治療において、消化器内科、外科、放射線科、病理部等が共同しておこなう診療体制の整備をはかっております。
 2013年4月には、乳腺外科が独立し、外科では消化器外科および一般外科を担当する科となりました。外科は10名の常勤スタッフと1名の非常勤スタッフで日々の診療にあたっております。さらに外科は、食道、胃疾患を取り扱う食道・胃外科(小野副部長)、大腸疾患を取り扱う大腸外科(渡部医長)、肝胆膵疾患消化器を取り扱う肝臓外科(杉田部長)、およびヘルニア等、良性一般疾患を取り扱う外科(杉田部長、兼任)と、細分化を図り、より専門性の高い医療を提供ことを目指しております。
 さらに、当院では救急医療に力を入れているため、2014年4月より救急外科部長として馬場部長が赴任し、これまで以上に24時間体制で緊急手術にも対応できる体制を整備しております。
 以下、外科の各専門科について、ご説明いたします。

食道・胃外科

 食道・胃外科では、上部消化管(胃および食道)の疾患を取り扱っています。当院では、食道癌および胃癌治療ガイドラインに沿って基本的に診療を行っていますが、治療成績の向上と目指して随時、最新の治療方針、手術手技の導入をはかると同時に、適宜患者様に応じた最善の治療を行っております。
 食道癌は、根治的切除が可能な場合は、手術前に(放射線)化学療法を行ったのちに、切除する方針としております。
 一方で、周囲への重要臓器への浸潤が認められ、根治切除が不可能な場合は、放射線化学療法を行ったのちに、化学療法を定期的に行っております。放射線化学療法のみで長期生存する患者さんも、根治となる患者さんもおります。上記治療でも通過障害が残った場合は、内視鏡的拡張術やステント挿入術等を行い、食事摂取の改善を目指しています。
 日本人のかかる(罹患する)癌の中で最も多い胃がんですが、早期胃癌では、小さい切開創で患者さんの負担も少なく、術後の回復が早い腹腔鏡(補助)下の胃切除術を積極的に行っております。当院では年間50例以上の胃切除術を行っており、2011年度からは年間7例に腹腔鏡下胃切除術を導入し、徐々に適応を拡大して、2016年度には、約半数が腹腔鏡下手術となっております。
 一方で、進行胃癌に対しては、一部で、手術前に化学療法を行った後、切除を行っております。また、進行度の高かった症例に対しては2剤用いた補助化学療法を行い、再発・転移を予防しております。

大腸外科

 大腸外科では下部消化管(大腸および小腸)の疾患を扱っております。
 主として行っている大腸癌治療についてはガイドラインをメインとしながら、患者さんの背景も考慮して最適な治療方針を決定しています。がんの治療は手術治療・抗癌剤治療・放射線治療・症状緩和治療と多岐に渡りますので、当科のみならず他科とも連携しながら行っています。
 大腸癌の予定手術は80%以上の症例を腹腔鏡手術で行っております。腹腔鏡手術は開腹手術に比較して術後合併症などの短期成績で優れていることが科学的にも証明されており、適応症例については積極的に行っています。
 遠方の施設に行かなくとも、必要十分な治療は当院で行うことが可能ですのでご相談頂ければと思います。

肝臓外科

 良性疾患である胆石症、膵・胆管合流異常症、および肝臓がん(原発性肝癌および転移性肝癌)、胆道がん(胆嚢癌および胆管癌)、膵がんを取り扱っています。
 肝胆膵領域の疾患は、内科的処置が診断および治療に重要で、当院でも、常に消化器内科と連携を図りながらすみやかな診断、治療を行うように心がけています。
 胆石症に対しては、できるだけ負担の少ない治療を心がけ、原則として腹腔鏡下胆嚢摘出術を第一選択としています。
 2012年以降、肝胆膵悪性腫瘍に対しても積極的に治療を行い、手術件数が増加しております。
 肝切除には、3次元画像等の最新の画像を駆使し適切な術前評価を行い、安全かつ根治性の高い術式選択を行っております。小さな傷で手術が可能な腹腔鏡下肝切除も、肝部分切除、及び肝外側区域切除術を中心に、適応症例には積極的に導入しています。
 根治の難しい、胆道がんおよび膵がんに対しては、血管合併切除も含めた積極的な手術で根治性を高めるとともに、術前術後に抗癌剤や放射線治療を組み合わせて治療成績の向上を図っています。また、膵体尾部の低悪性度腫瘍に対しては、疾患および診療内容の詳細は、添付ファイルをご覧ください。

一般外科

 主に良性疾患を取り扱っています。鼡径ヘルニアを代表とする、ヘルニア(いわゆる脱腸)手術、急性虫垂炎(いわゆる盲腸)手術が主な手術です。
 他に、甲状腺腫瘍(良性、悪性)、体表皮下腫瘍も腫瘍の対象となります。

 まず最も多い疾患、鼡径ヘルニアについてご説明します。
 鼡径ヘルニアとは、男性では精索、女性では子宮円索というひも状の構造物が腹壁の隙間をとおって(=鼡径管)腹壁外に達し、恥骨に付着していますが、その鼡径管の入り口が開大、あるいは鼡径管後壁が弱くなることで、これらの部位から腹膜が袋状になって腹腔外へ突出してくる病気です。袋の内容は腸管や大網という腹腔内の脂肪です。手術以外の治療では根治ができません。2016年度の当科手術症例数は115例でした。
 手術は、突出した袋をもとにもどし、突出口をふさいで、弱くなった鼡径管後壁を補強することで完成します。手術には大きく分けて2種類あります。ヘルニアの直上の皮膚を約5cm切開して手術を行う前方アプローチと、ヘルニアと離れた部位に小さな穴を3か所開けて手術を行う腹腔鏡下手術があります。
 どちらを行うかについては、患者さんに両者をご説明した上で、ヘルニアの大きさ、部位、およびご希望によって決定しています。

 次に、急性虫垂炎手術についてご説明します。
 急性虫垂炎とは、大腸の始まりの部分である盲腸という部位の下端に突出した虫垂突起の炎症です。当院は救急診療に力を入れており、そのため、徒歩、あるいは救急車で当院を受診される患者さんが非常に多く、その中に急性虫垂炎の方も多く含まれています。自覚症状、採血、画像検査所見に応じて、抗生剤投与による保存的治療または緊急手術を選択します。保存的治療で治療後、再発予防に切除をご希望の方に対しても手術を積極的にお勧めしています。手術は、緊急手術、待機的手術とも、術後の負担が少ない腹腔鏡下手術を第一選択としています。2016年度に当科に入院された急性虫垂炎の患者さんのうち、保存的治療を行った方が46例、手術を行った方が67例でした。

 以上、各専門科の特色についてご説明しました。
 当科では、日々進歩する最新の医療を積極的に取り入れて皆様に提供するとともに、患者様個々の状態に応じて、個々の患者様のご希望に沿った治療を実践するように心がけております。

医師紹介

院長補佐/外科部長/肝胆膵外科部長 杉田 光隆(すぎた みつたか)

専門分野

肝胆膵外科

専門医・認定医・指導医

日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科認定医・専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会専門医消化器内視鏡専門医
日本肝胆膵外科学会評議員・高度技能指導医
日本がん治療認定機構がん治療認定医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修終了

救急外科部長 馬場 裕之(ばば ひろゆき)

専門分野

消化器外科
肝胆膵外科
消化器内視鏡
臨床栄養

専門医・認定医・指導医

日本外科学会認定医・専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科認定医・専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医
日本がん治療認定機構認定医・暫定指導医
日本静脈経腸栄養学会学術評議員
TNT研修修了者
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了

食道・胃外科副部長 小野 秀高(おの ひでたか)

専門分野

上部消化管外科

専門医・認定医・指導医

日本外科学会外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修終了

医長 渡部 顕(わたなべ あきら)

専門分野

消化器外科
大腸外科

専門医・認定医・指導医

日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医
日本内視鏡外科学会技術認定医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了

医師 有坂 早香(ありさか さやか)

専門分野

外科一般

外科診療実績

<消化器悪性疾患切除術 手術件数>

2016年度
胃がん(うち腹腔鏡下) 60(26)
結腸直腸がん(うち腹腔鏡下) 135(98)
肝切除(うち腹腔鏡下) 24(8)
膵切除(うち腹腔鏡下) 11(1)

<良性疾患 手術件数>

2016年度
鼡径ヘルニア 115
胆石症(うち腹腔鏡下) 118(94)
急性虫垂炎(うち腹腔鏡下) 76

食道・胃外科

<食道癌手術>

2014年度 2015年度 2016年度
胸部食道切除 3 5 1

<胃癌手術>

2014年度 2015年度 2016年度
診断的腹腔鏡 9 17 11
胃空腸バイパス 4 2 2
局所切除 1 0 0
開腹胃全摘 21 16 21
開腹幽門側胃切除 18 10 9
開腹噴門側胃切除 1 0 0
開腹幽門輪保存胃切除 0 0 0
腹腔鏡補助下胃全摘 4 2 7
腹腔鏡補助下幽門側胃切除 13 15 18
腹腔鏡補助噴門側胃切除 0 1 1
腹腔鏡補助下幽門保存胃切除 0 0 1
胃切除術総数 60 45 56
腹腔鏡下胃切除の割合 33.3% 40.0% 46.4%

大腸外科

2014年度 2015年度 2016年度
大腸がん 141 180 132
結腸がん(うち腹腔鏡) 102(84) 123(95) 94(64)
直腸がん(うち腹腔鏡) 39(35) 57(51) 38(33)

肝胆膵外科

2014年度 2015年度 2016年度
転移性肝がん 16 24 14
原発性肝がん 3 8 9
膵がん 9 10 6
胆道がん 7 5 6

救急外科

<内因性>

2014年度 2015年度 2016年度
上部消化管穿孔(含食道穿孔) 24 17 21
下部消化管穿孔(含小腸穿孔) 23 35 28
急性虫垂炎(含穿孔) 63 89 67
ヘルニア嵌頓 8 13 8
腸閉塞(含大腸癌イレウス) 41 33 48
急性胆嚢炎 8 15
腸間膜虚血性疾患 2 2
その他 23 12 23

<外因性>

2014年度 2015年度 2016年度
腸管/腸間膜損傷 5 4 2
肝損傷 1 1 1
脾損傷 0 0 0
膵損傷 0 0 0
その他 2

外来担当医表・休診表

横浜市立みなと赤十字病院各科外来担当医表

診療科     その他
外科
(救急外科、
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大腸外科、
肝・胆・膵外科)

新患予約外・再診
渡部 顕 渡部 顕 小野 秀高 杉田 光隆
(肝胆膵)
杉田 光隆
(肝胆膵)
-
新患予約外・再診
- - 清水 亜希子 中尾 詠一 川口 祐香理 -
再診 鳥谷 建一郎 鳥谷 建一郎 有坂 早香 小野 秀高
(食道・胃)
- -
再診
- 阿部 哲夫 - - - -
特殊外来 - ストーマ外来 - - *ストーマ外来 *第1・3週

新患予約外・再診
阿部 哲夫
鳥谷 建一郎 有坂 早香 川口 祐香理 大矢 浩貴 受付時間
13:00~15:00
再診
- 渡部 顕 小野 秀高
(食道・胃)
杉田 光隆
(肝胆膵)
- -
特殊外来 - ストーマ外来 - - - ★予約のみ

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午前
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再診 鳥谷 建一郎
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特殊外来 -
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渡部 顕
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再診 鳥谷 建一郎
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阿部 哲夫
特殊外来 ストーマ外来
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小野 秀高
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清水 亜希子
再診 有坂 早香
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杉田 光隆
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中尾 詠一
再診 小野 秀高
(食道・胃)
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杉田 光隆
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再診
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特殊外来 *ストーマ外来
その他
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新患予約外・再診
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再診 -
再診
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特殊外来 *第1・3週
午後
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阿部 哲夫
再診
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特殊外来 -
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鳥谷 建一郎
再診
渡部 顕
特殊外来 ストーマ外来
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有坂 早香
再診
小野 秀高
(食道・胃)
特殊外来 -
新患予約外・再診
川口 祐香理
再診
杉田 光隆
(肝胆膵)
特殊外来 -
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大矢 浩貴
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特殊外来 -
その他
新患予約外・再診
受付時間
13:00~15:00
再診
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特殊外来 ★予約のみ

備 考
・受付時間 午前8時15分 ~ 午前11時00分
・診療開始時間 午前9時00分
・休診日
土曜日、日曜日
国民の祝日に関する法律に規定する休日
1月2日、1月3日及び12月29日から12月31日まで
・「再診」は、原則的に予約のみの診察です。
・予約のない方は、「新患・予約外」担当医が診察しますが、
 診療科によっては当日受診できない場合もありますので
 予めご了承ください。
*平成30年10月15日現在の情報であり、今後変更が生じます。
*外来担当医表に関するお問い合わせは当院外来業務課までお願いいたします。


横浜市立みなと赤十字病院
住所:横浜市中区新山下3-12-1
代表電話番号:045-628-6100

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