耳鼻いんこう科 めまい・平衡神経科

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紹介文

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めまいの治療の手段を増やしませんか?
-めまい平衡神経科とめまい体操のご紹介-

わたくしの所属する横浜市立みなと赤十字病院めまい平衡神経科には、北海道から沖縄まで、全国津々浦々のめまい患者さんが治療を受けにこられます。
しかしさまざまな事情から、当院を受診されることが困難な患者さんも沢山いらっしゃいます。
実際、わたくしの下にも、拙著をお読みになったり、当院のめまい体操を紹介するテレビ番組をご覧になったりして、日本中から連日多くのお問い合わせをいただきます。出来ることならば、すべてのみなさんに通院・入院加療を経験していただきたいのですが、それはなかなか難しいことです。
そこで、通院・入院したいけれど出来ない患者さんたちのために、いくつかの拙著(めまいは寝てては治らない:中外医学社他)を書くことで、当院で行っているめまい体操を多くの患者さんに知っていただきたいのです。
もちろん、患者さんばかりでなく医師の方々、看護師さんたちに薬物以外の治療があることを知って欲しいのです。そして、その体操治療は、単に体操の方法をお伝えするだけではありません。体操でめまいを克服するために必要な知識や、めまいに伴うこころの問題などについて、当院で作成しためまい学習ノートを無料で提供し、それらを用いてお話をしています。
また、このめまい体操は、無料で20年近く継続して施行しています。
私事で恐縮ですが、6年前にわたしもめまいを出張先の京都で患いました。かなり激しいめまいで、2日間寝込みました。ホテルから学会場までは目と鼻の先ですが這っても行けませんでした。2日後、友達に肩を借りて、新幹線で横浜に戻り、中枢性めまいを否定したあと、月曜日から働き始めました。辛かったです。本当は休みたかったのですが、“めまい専門医がめまいで休診”とは外来に書けないので、患者さんとともにめまい体操を通して、自分で自分を治療し続けました。しかし、2週間は吐き気止めを服用しても吐き気が辛く、さらにまっすぐ歩くことはできませんでした。めまい体操、とくにハーフターンを自分で練習すると体の軸が倒れそうになりました。抗めまい薬を1日2-3回服用しながら日々を過ごしました。本当にめまい患者さんたちの辛さがよくわかりました。徐々に、めまいも軽快し、それとともに不安も減り、2週間も経つと吐き気は収まり、いつもの体調に少しずつ戻っていきました。これも体操のおかげと心から実感したのでありました。
そんなこともあって、めまい克服体操を自ら実践し、めまい患者経験を通して日々の指導しているのです。
また、めまい(からだが病気)になれば、こころも元気がなくなることを痛感しました。そこで、毎日体操時には「めまいを治す、負けない」という言葉を大きな声に出して患者さんに実践させています。これは、元気を出そうとすることが何よりも大切だ、と悟った自身の患者経験から取り入れました。
ぜひ、患者さんの中で従来のめまい治療でなかなか治らない方にはこのめまい体操に興味を持っていただけましたら幸いです。是非とも当院のめまい体操を体験するためにも、悩んでいないでまずは受診してください。そして、全国の同じ悩みを抱えた患者さんが体操でめまいを克服したことを自分で体験して元気になりましょう!
では、今後も日本中の耳鼻科医とともにめまい体操を広げ、めまいを改善する手段を広げて参りたいと思います。どうか、皆さんよろしくお願い申し上げます。

2016年4月1日 
めまい・平衡神経科部長 新井基洋 

医師紹介 (医長以上)

部長 新井 基洋(あらい もとひろ)

出身大学

北里大学

専門分野

めまい
平衡分野

専門医・認定医・指導医

日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門医
日本めまい平衡医学会専門会員・評議員

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