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院長よりご挨拶

院長:大川 淳
横浜市立みなと赤十字病院 院長 大川 淳

当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。 令和5(2023)年4月から横浜市立みなと赤十字病院・院長に就任した大川淳です。新任院長として、改めて本院の特徴と今後の方針をご紹介させていただきます。

 当院は、新型コロナウイルス感染症に対して、令和2(2020)年2月、クルーズ船にDMAT(災害派遣医療チーム)をいち早く派遣したことをかわきりに、院内に専用病棟を設置して感染患者さんを多数受け入れてきました。ようやくコロナも収束に向かい、改めて市民の健康の最後の砦としての役割を最重視する病院でありたいと考える次第です。

 とくに救命救急センターは、心臓疾患、脳血管疾患、重度外傷などに対して、集中治療部、各診療科と緊密に連携して即応体制を整えており、昨年度は全国トップレベルの15,000台の救急車を受け入れました。また、近隣の医療機関からも夜間休日時間外を問わずご紹介していただく体制があり、24時間365日すべての急患に対して可能な限りベストな診療を行いたいと思っています。小児や妊婦、透析患者、精神疾患をお持ちの方などの急病・急変に関しご相談を受け付けておりますので、夜間休日でご不安なときには、いつでもご連絡ください。ただし、近隣の医療機関からのご紹介状がない受診の場合には、一定の費用が掛かることがありますので、ご注意ください。

 さらに、地域がん診療連携拠点病院として、手術支援ロボットによる低侵襲手術、最新の抗がん薬を用いた治療やゲノム医療にも対応しております。また、厚生労働省が指定した難病に対する治療経験を豊富に持つ医師が多数在籍しており、患者さんへの最先端の医療を提供します。

 昨年度(2022年度)は、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価の更新受審により、急性期医療を中心に地域医療を支える基幹的病院「一般病院2」に引き続き認定されました。今回は、加えて、地域において高次救急機能を担う病院として「高度・専門機能(救急医療・災害時の医療)」についても、無事認定を受けることができました。

 さらに、外国人患者受け入れ医療機関認証制度の更新も予定しており、日本語でのコミュニケーションが不自由な患者さんでも安心・安全に日本の医療サービスを受けていただけます。

 日本赤十字社は、災害救護を行う指定公共機関として国や地方公共団体に協力するほか、赤十字の人道的任務として独自の救護活動を展開しています。当院もその一員であり、赤十字救護班とDMATを国内外に派遣するほか、将来の災害に備えた医療救護訓練を定期的に継続しています。

 このように当院は、救命救急から災害医療、高度先進医療まで、すべての傷病に関して、すべての市民に質の高い医療を提供することを目標にしています。この目標に向けて、すべての職員が協働し一丸となって邁進してまいりますので、皆さまどうかよろしく願い申し上げます。

令和5(2023)年4月

◆大川淳院長 略歴

氏 名

大川 淳(おおかわ あつし)66歳

学・職歴

1976年 私立栄光学園高等学校卒業
1982年 東京医科歯科大学医学部卒業
1993年 東京医科歯科大学整形外科 助手
1998年 長野県諏訪中央病院整形外科 主任医長
2003年 東京医科歯科大学医学部附属病院総合診療部 助教授
2007年 東京医科歯科大学大学院臨床医学教育開発学 准教授
2009年 東京医科歯科大学大学院整形外科学 准教授
2011年 東京医科歯科大学大学院整形外科学 教授
2016年 東京医科歯科大学医学部附属病院 病院長
2020年 東京医科歯科大学 理事・副学長
2023年 東京医科歯科大学 名誉教授

社会活動

日本整形外科学会(専門医、元副理事長)
日本脊椎脊髄病学会(脊椎脊髄外科名誉指導医、元常任理事)
日本医学会連合 (元理事)
医療の質・安全学会(元理事)
国立大学病院医療安全協議会 (元会長2018~2022)
日本医療安全調査機構(医療事故調査・支援センター 委員会委員)
日本専門医機構(元理事2018~2022、専門医認定・更新委員会委員長)

研究活動

厚生労働省難治性疾患政策研究事業 脊柱靭帯骨化症研究班 (研究班長2014~2020)
第95回日本整形外科学会学術総会会長(2022)

令和5年9月1日現在

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