一般に、人における効き目(有効性)や副作用(安全性)について調べることを「臨床試験」と言います。
その中で、これまで患者さんに使われたことのない新しい「くすり」や、あるいは、その病気では使われたことのない「くすり」を、国から薬として承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」といいます。
治験の実施には「薬事法」という法律と、厚生労働省が定めた「医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP:Good Clinical Practice)」などのルールがあります。
これらのルールを守ることにより治験に参加される方の人権と安全性・治験の科学性・倫理性が守られます。
お薬の候補を植物や微生物、カビや細菌などから、探し出して、創り出すための研究を行います。
(2~3年)
有効性と安全性を確認したり、くすりの動態(体でどのように働くか)や薬効を、動物や培養細胞などを使って調べます。
(3~5年)
健康な成人を対象にして、安全性を中心に、どのように体に吸収され排泄されるのかを調べます。【第Ⅱ相試験】
少人数の患者さんを対象にして、投与方法や効き目や副作用から最適と思われる投与量を決めます。
【第Ⅲ相試験】
多数の患者さんを対象にして、実際の投与方法と近い条件で効果と安全を確認します。
(3~7年)
(医薬品として国から製造承認を取得します)
(1~2年)
(3~5年)
お薬は、販売された後も薬の有効性・安全性などを調査します。
(6ヶ月~10年)
ご参加いただけない場合もありますので、詳しくは下記までお問い合わせ下さい。
【お問合せ先】
横浜市立みなと赤十字病院
臨床試験支援センター
TEL:045-628-6100(平日8:00~17:00)
(※一部対象の疾患をクリックすると内容が参照できます。)
診療科 | 入院・外来 | 対象疾患 | 剤型 |
アレルギー科 | 外来 | アレルギー性気管支肺 アスペルギルス症 |
注射 |
内分泌内科 | 外来 | 糖尿病性多発神経障害 | 錠剤 |
〃 | 〃 | 〃 | 〃 |
アレルギー科 | 外来 | 喘息 | 吸入剤 |
アレルギー科 | 外来 | 喘息 | 吸入剤 |
アレルギー科 | 外来 | 好酸球性重症喘息 | 注射 |
アレルギー科 | 外来 | 好酸球性重症喘息 | 注射 |
脳神経内科 | 外来 | 早期症候性アルツハイマー病 | 注射 |
脳神経内科 | 外来 | 軽度及び中等度 アルツハイマー型認知症 |
貼付剤 |
脳神経内科 | 入院 | 自己免疫性脳炎 | 注射 |
耳鼻科 | 外来 | 慢性副鼻腔炎 | 注射 |
リウマチ科 | 入院 | 関節リウマチ | 注射 |
脳神経内科 | 入院 | 軽度認知障害又は アルツハイマー病 |
注射 |
アレルギー科 | 外来 | 喘息 | 錠剤 |
皮膚科 | 外来 | アトピー性皮膚炎 | 注射 |
脳神経内科 | 入院 | 軽度~中等度のアルツハイマー病 | 注射 |
脳神経内科 | 外来 | 早期アルツハイマー病 | 注射 |
皮膚科 | 外来 | アトピー性皮膚炎 | 注射 |
アレルギー科 | 外来 | 喘息 | 注射 |
工事中しばらくお待ちください
〒231-8682
神奈川県横浜市中区新山下3-12-1
TEL 045-628-6100(代表)