2020/10/15
こんにちは、6D看護師Sです。
今回は、2日間にわたって行われた「救護員としての赤十字看護」の研修についてご紹介いたします。
赤十字概論に関する知識を深め、トリアージ演習や備蓄倉庫での担架搬送練習・救護所運営など、災害時に必要な知識や技術を学ぶことができました。
特にグループに分かれて活動をする際は、メンバーひとりひとりが積極的に意見を出し合い、有意義な時間となりました。
私は、今回の研修で初めてみなとの備蓄庫の中に入って、想像以上のスケールにとても驚きました。
今回得た知識を大切に、今後も医療従事者の一員として災害時の知識を深めたいと思います。
2020/7/10
こんにちは、5A病棟の熊谷です。
近年、温暖化の影響に伴い、年々水害が増えています。これから起こるであろう災害に備え、訓練も大事ですが、自分たちで命を守る、つなぐ「自助」、地域で守る「共助」の強化をしていく必要があります。みなさんは、日頃から備えていますか?
日本赤十字社法において、卒後3年以内かつ赤十字施設に従事して3年以内の方を対象に、救護員として赤十字救護研修を受講し、救護員として登録されます。
今回は、当院で6月27.28日に行われた研修の様子をお伝えします。
研修は講義と演習で行われます。講義は、DVDを活用しながら赤十字の救護活動の実際を知り、グループワークを通して対象者別に災害時の看護を考えるなど、普段の看護の学びをここで確認し合いました。演習では、トリアージ訓練、担架搬送訓練、救護所設営を主に実施しました。
参加者からは、この研修を通して、
「普段から赤十字基本原則にもとづいた看護実践を行うことで、災害という特殊な状況下においても人間らしさを大切にした関わりができると学んだ」
「普段から状況把握能力やアセスメント能力を鍛えること、自分から発信していくこと、CSCATTTを意識した災害訓練を重ねていくことが大切であると実感した」という意見があり、研修では多くの学びや気づきがあったようでした。
また、現在コロナ禍ですが、より感染対策の重要性にも気づくことができており、より日々の看護実践が有事の備えにつながっていることを認識されたようでした。
救護員として登録された後もフォローアップ研修の実施があり、継続的な研修を受けられます。
2020/3/2
当院は災害拠点病院であり、テロ災害等が発生した際は多数の傷病者を受け入れる事になります。2020年には東京オリンピックが控えており、横浜市でも複数の競技が行われる予定です。それは国を挙げたイベントであると同時に、テロの標的とされる危険性も秘めています。
このような万が一の事態に備えるため、筑波大学附属病院で行われた厚生労働省の研修に6CのTさんが参加してきましたので、その様子をお伝えします。
都内で過去に発生したテロ事件では、状況が把握出来ないまま傷病者が病院に運ばれ、病院スタッフへも被害が拡大したことがありました。テロや災害時に傷病者を助ける事はもちろんですが、医療者側も安全に医療を提供することが必要です。この研修では、化学兵器や生物兵器、核兵器などにより汚染された傷病者が搬送される事を想定し、防護具や防護マスクなどを装着し、処置を行う訓練をしました。研修は11月に行われたのでそれほど実感はありませんでしたが、これを夏に装着することを考えると、長時間の活動は困難であることが分かりました。
テロ等の災害が発生しない平和な世の中であることを祈りつつ、万が一の事態に備えるのが赤十字職員としての役割だと、この研修を受講する事で改めて実感しました。
2019/11/27
こんにちは。
看護部ブログ担当のSです。
10月に発生した台風15号の救護活動の報告会が開かれました。
医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名、ボランティア1名
総勢10名のメンバーで救護活動を行いました。
主に地域アセスメントの活動が中心で
他県の救護班と一緒に活動しました。
看護師長からは「平時の看護実践が大事」
また看護師は「報告・連絡・相談」の重要さを認識できたと
報告がありました。
必要な支援を提供するために
救護班メンバーの一人ひとりが役割を担うことができました。
2019/10/23
こんにちは、5A病棟Kです。
近年、温暖化の影響に伴い、水害が増えています。これから起こるであろう災害に備え、訓練も大事ですが、自分たちで命を守る、つなぐ「自助」の強化をしていく必要があります。
今日は、救護訓練の様子をお伝えします。
毎年、秋ごろに神奈川県3赤十字病院(みなと、秦野、相模原)と神奈川県支部で合同の救護訓練を足柄のいこいの村で行っています。赤十字施設入職後3年以内に救護員として登録するための研修を受け、登録されると実際に訓練を行い、救護活動に参加することができます。
参加するメンバーは救護員として登録されたスタッフです。救護班は、医師1~2名、看護師長1名、看護師2名、薬剤師、ME、事務職員などコメディカルスタッフ1~2名で編成されます。赤十字の使命である災害救護に関して座学と実際の救護活動をイメージした実働訓練を実施し、災害に備えて準備を毎年行っています。また、災害時のキーワードは「連携」です。赤十字施設の連携、他の団体との連携により被災者の命と暮らしを守ることが必要になります。そのためにも継続した訓練は必要です。