2021/11/15
こんにちは。看護部の名波です
先日11月6日、当院で「こころのケア要員研修」が開催されました。
研修では、災害時に受けるストレスやその反応、被災者のみでなく救援者である自分達のこころのケアについて学びました。受講生からは、「研修ではケアを受ける側の疑似体験もできたことで、そばにいて寄り添う事の大切さを感じることができた」などの声が聞かれました。日々の看護にも活かせる内容も多く、有意義な時間となったようです。
災害は平時の備えが大切であり、心の問題も同様です。災害はすべての人の心に影響を及ぼします。また、災害時に心に受ける影響は“異常な出来事に対する正常な反応”と言われています。それらをあらかじめ知っておくことが「こころのケア」につながるのだなと、研修を担当し改めて気づくことができました。
↓昨年に引き続き、ハンドケアの動画をご紹介します↓
風が冷たくなり、寒さがこたえる季節になりました。そんな時は、人の手の温かさを感じられるハンドケアを試していただきたいと思います。少しでもみなさんに癒しの時間が訪れ、心も体もほぐれますように。
こころのケア「癒しのハンドケア」
https://www.youtube.com/watch?v=3BNPpi9mZzw&t=3s
2021/08/20
こんにちは、5A病棟Kです。
先日行われた救護員としての赤十字看護師フォロアップ研修についてお伝えします。
私たちは救護員として登録されると、毎年、順次救護訓練に参加する救護班と実際に救護に向かう救護班を編成し備えています。
しかし、救護班に編成されない職員でもいつでも救護に行く備えとして、2年前より、救護員としての赤十字看護師フォロアップ研修を開催しています。
今年度より集中し2日間の研修として、新たに開催となり、また同じ県内の秦野赤十字病院との合同開催する事となりました。
研修参加者は、ベテラン看護師が主で、その中の1/3が師長、係長、主任の参加でした。
さすが、ベテランだけあって、グループワークにおいては、どんな時でも看護ケアを取り入れる回答が多く、また、自然にチームビルディングが早期から確立していました。
研修内容としては、赤十字の災害看護活動の復習及び、災害時の疾患別看護、ご遺体のケア、こころのケアに加え、今年度より、病院支援業務として支援だけでなく、受援を考える演習をおこないました。
研修生は、災害のサイクルに沿った支援をアセスメントし、災害対応の原則CSCAに沿って考える重要性も理解できていた。また、グループワークや模擬体験を行うことで、支援者だけでなく、受援者の看護師のこころの動きをリフレクションすることができ、どんな状況下でも冷静を保ち、看護実践する重要性も理解されていた。
参加した看護管理者のみなさまはこの研修の必要性を感じ、スタッフへの参加を促していきたいとの意見もあった。
温暖化の影響で災害も刻々と変化しているため、定期的に情報の更新とそれに伴う支援や受援についてもブラッシュアップを図っていく事も私達救護員としての役割だと考えています。
2021/08/06
こんにちは、5A病棟のKです。
今回は、先日おこなわれ行われた救護員としての赤十字看護師養成研修の様子をお伝えします。
赤十字の事業の1つに災害救護があります。
私たちはその役割を果たすべく赤十字概論が災害看護について新人の頃から、学びを深めています。
今回の救護員としての赤十字看護師養成研修は、入職後3年以内に受講し、その後救護員として登録されます。
今回の研修受講者はおもに卒後3年目の方々が対象でした。
研修はチームビルディングから始まります。始めはグループワークも静かでしたがディスカッションを繰り返すたびに他者の意見を取り入れ、チームで考える、話し合うことの必要性に気づき、結束し、チームビルディングの重要性も実感することが出来たようです。また、赤十字の歴史、赤十字7原則、国際人道法を振り返り、より赤十字職員としての責任や意味の理解が深まったようです。
座学だけでなく、トリアージ、担架搬送、救護所設営などの技術演習を通して、より救護員としての実践できる学びにもつながったようでした。
災害はいつでもどこでもおこる時代となり、備えとして準備をすすめておくこと、自助や共助を進めておくことはとても重要です。私たちはいつでも救護に行ける準備を行っているという様子を今後もお伝えしていきたいと思います。
2021/04/19
看護副部長 福家です。
4月6日から始まった「新人看護技術集合研修」も15日の「静脈注射」で終了しました。
16日金曜日の新入職者は、「新規採用職員基礎研修Ⅰ」を受講しています。
これは「救護員としての赤十字看護師養成」の一つの研修です。
日本赤十字社法や本社通知では、「日本赤十字社の医療施設等に看護師として3年以上に勤務し、一定の救護研修(「救護員としての赤十字看護師養成研修」や「赤十字救急法」)と訓練を受けた者を「赤十字看護師」として救護員の登録を行う」と定められています。
技術研修は修了しましたが、19日からは部署間研シャドーや28日は、院内の新入職者全員でワークショップを予定しています。
またブログで様子をお伝えできればと思います。
2021/03/26
救急災害業務課の高野です。
日立製作所様では、自社で開発・制作されたフェイスシールドを、新型コロナウイルス感染症の対応を行なっている全国の病院へ無償提供を行なっており、当院でも3月16日にフェイスシールド3,000枚をご寄贈いただきました。
当院では昨年2月のクルーズ船対応時から新型コロナウイルス感染症患者さんの受入れを行なっており、今回いただいたフェイスシールドは有効に活用させていただきます。
コロナ禍の厳しい状況が続く中、このような大変心強いご支援を頂きまして、職員一同心から感謝申し上げます。
当院には災害備蓄倉庫があり、災害に備えて様々な資機材や救援物資を保管しています。倉庫にはフォークリフトがあり、災害発生時にはいつでも迅速に資機材の搬出ができるように、救急災害業務課の職員数名が運転資格を取得しています。
今回ご寄贈いただいたフェイスシールドは、大型トラックに300箱!が満載されて届きましたので、フォークリフトを使って災害備蓄倉庫へ運び、その他の救護資機材や新型コロナウイルス対策資機材と共に保管しました。
日本赤十字社は災害救護のイメージが強いと思いますが、日本赤十字社法では「非常災害時又は伝染病流行時」に救護活動を行なうことが定められていますので、新型コロナウイルス感染症にも職員一丸となって取り組んで参ります。