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泌尿器科

Department of Urology

泌尿器科

泌尿器科について

泌尿器科では、前立腺肥大症など良性疾患はもちろん、前立腺がん、腎がんなどの悪性腫瘍や腎移植など泌尿器にまつわる疾患を多岐に渡って治療しています。また、当科の特徴として骨盤臓器脱などの女性泌尿器疾患についても手術療法を含め、積極的に治療を実施。手術については、体にやさしく負担を最小限をモットーに、ロボット手術、腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。がん終末期の緩和医療についても真剣に取り組んでおり、最期まで寄り添った医療を行っていけるよう努力しております。地域に根差した泌尿器科として、最新治療から緩和ケアまで幅広い分野で患者さまに医療を提供できるよう心がけております。

治療について

泌尿器科での手術は現在ロボット支援下手術が主体です。特に、前立腺がん、浸潤性膀胱がん、腎がんに対する手術では、ほぼ全例ロボット支援下手術で実施され、尿路結石や前立腺肥大症に対するレーザーを用いた内視鏡手術、骨盤臓器脱に対する腹腔鏡手術や、前立腺肥大症などの良性疾患についても、低侵襲治療を実施し、がんに対する化学療法も行っております。化学療法は、可能な限り入院せずに外来で行うことで、日常生活と治療が両立できるよう配慮いたします。

医師紹介

泌尿器科部長

村上 貴之(むらかみ たかゆき)

専門分野

  • 泌尿器科癌一般
  • ロボット手術
  • 女性泌尿器科

経歴

  • 出身大学:横浜市立大学
  • 医師免許取得年:1996年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本専門医機構認定泌尿器科専門医・指導医
    • 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
    • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
    • da Vinci Certificate
    • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
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副部長

寺尾 秀行(てらお ひでゆき)

専門分野

  • 泌尿器科一般

経歴

  • 出身大学:横浜市立大学
  • 医師免許取得年:2004年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本専門医機構認定泌尿器科専門医・指導医
    • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
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副部長

石田 寛明(いしだ ひろあき)

専門分野

  • 泌尿器一般
  • 腎臓移植

経歴

  • 出身大学:横浜市立大学
  • 医師免許取得年:2006年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本専門医機構認定泌尿器科専門医・指導医
    • 日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
    • 日本臨床腎移植学会腎移植専門医
    • 日本移植学会移植認定医
    • da Vinci Certificate
    • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了

医師

石橋 裕香里(いしばし ゆかり)

専門分野

  • 泌尿器科一般

経歴

  • 出身大学:横浜市立大学
  • 医師免許取得年:2017年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了

医師

高梨 将人(たかなし まさと)

医師

乾 聖(いぬい たから)

外来担当医表・休診表

診療科 備考
泌尿器科 午前 新患・予約外 乾 聖 高梨 将人 交代制 石田 寛明 交代制
再診 村上 貴之
寺尾 秀行
石田 寛明
寺尾 秀行
村上 貴之
村上 貴之
高梨 将人
午後 再診 検査・説明・処置 ●乾 聖
検査・説明・処置
検査・説明・処置 ●第1・3・5週
膀胱鏡外来 膀胱鏡 膀胱鏡 膀胱鏡
特殊外来 ※腎移植 ※腎移植 ※14:00~ 予約制

診療科

泌尿器科

午前

新患・予約外

乾 聖

再診

村上 貴之
寺尾 秀行

新患・予約外

高梨 将人

再診

新患・予約外

交代制

再診

石田 寛明
寺尾 秀行
村上 貴之

新患・予約外

石田 寛明

再診

村上 貴之
高梨 将人

新患・予約外

交代制

再診

備考

新患・予約外

再診

午後

再診

検査・説明・処置

膀胱鏡外来

膀胱鏡

特殊外来

※腎移植

再診

膀胱鏡外来

特殊外来

再診

●乾 聖
検査・説明・処置

膀胱鏡外来

膀胱鏡

特殊外来

再診

検査・説明・処置

膀胱鏡外来

膀胱鏡

特殊外来

※腎移植

再診

膀胱鏡外来

特殊外来

備考

再診

●第1・3・5週

膀胱鏡外来

特殊外来

※14:00~ 予約制

泌尿器科
1月8日(木)村上休診
1月16日(金)村上休診

診療実績

泌尿器科主要手術件数

2019年2020年2021年2022年2023年
ロボット手術6874786475
腹腔鏡手術3323415153
女性泌尿器手術8053516578
TUL7071849089
前立腺肥大症手術3828171422

病気を知る

前立腺がん

現在罹患数の最も多いがんです。早期では自覚症状がなく検診で発見されることが多いのが特徴。一般的に進行はゆっくりとされていますが、中には進行の早いものもあり注意が必要です。治療法は手術療法、放射線療法、薬物療法(ホルモン療法)の3つがあり年齢、病状などに合わせて治療法を選択することになります。

骨盤臓器脱(膀胱瘤、子宮脱、直腸瘤など)

加齢や肥満などが原因で生じる骨盤底筋群の脆弱化により骨盤内の臓器(膀胱、子宮、直腸など)が下垂してきて膣口より脱出してくる疾患です。下垂の程度によっては違和感や排尿困難などの症状を生じ、日常生活に支障をきたす場合があります。治療としては、骨盤底筋体操、リングペッサリー挿入、手術療法があり、根治治療としては手術療法が唯一の方法です。

前立腺肥大症

前立腺は膀胱の下で尿道を取り囲むようににある臓器です。これが加齢とともに増大してきて尿道を圧排したり、膀胱を刺激したりすることにより排尿障害や頻尿などの症状を引き起こします。治療としては薬物療法、手術療法がありまずは薬物療法を行います。薬物療法は根治治療ではないため服用の継続が必要です。薬物療法の効果が乏しかったり、根治治療を望まれる方は手術療法を行います。手術療法は現在レーザーを用いた核出術や蒸散術が主流となっておりますが、最近では水蒸気を用いた治療も行われるようになってきています。

その他

ロボット支援下手術

当院では2014年2月より開始しており、現在では前立腺癌、腎癌、膀胱癌、骨盤臓器脱に対して行っております。この手術は従来行っていた腹腔鏡手術をロボット支援下に行うことです。腹腔鏡手術との違いは執刀医が手術の際に見る画面が3Dで(腹腔鏡手術では2D画面)、視野も10倍まで拡大することができ鉗子の動きも細密(手ぶれ防止機能)で鉗子の自由度が高いためきめ細やかで正確な手術を施行することができることにあります。

生体腎移植

腎機能が低下する原因は、高血圧、糖尿病、急性・慢性糸球体腎炎、遺伝性腎疾患(多発性嚢胞腎など)など様々です。原因のいかんによらず、腎機能の低下が進行して末期腎不全と呼ばれる状態に至ると、生命を維持するために腎代替療法を行うことが重要です。腎代替療法には、血液透析・腹膜透析・腎移植の3つの選択肢があります。血液透析・腹膜透析は腎臓内科が、腎移植は腎臓内科との連携のもと泌尿器科にて担当します。横浜市内では当院を含め2施設のみが生体腎移植を行うことができる病院となっております。

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