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めまい・平衡神経科

Department of Dizziness and Equilibrium Neurology

めまい・平衡神経科

めまい・平衡神経科について

めまい・平衡神経科では、めまい・ふらつき改善の平衡訓練(前庭リハビリ)を取り入れた外来治療を特色としています。当院では、特に難治性めまい患者の治療や臨床研究を積極的に実施。加えて、壮年期の女性を中心とした前庭性片頭痛治療と、高齢者のフレイルを合併したふらつきには、重心動揺パワースペクトルを用いた検査とその結果による患者ごとの平衡訓練を選択し治療として導入しています。初診時には、vHIT検査(三半規管機能検査)を施行し、左右三半規管機能を評価した上で、外来で平衡訓練を指導。外来2回目受診は金曜日午前中に、平衡訓練を徹底的に指導して症状軽快に努めています。

治療について

めまい・平衡神経科では、他院での急性期治療を終えた後の亜急性期以降の経口薬物療法可能な時期に、前庭リハビリ(平衡訓練)を施行する平衡機能の左右差改善が治療の柱です。慢性期の難治性めまい患者さんには、漢方薬を用いた薬物療法と前庭リハビリを併用します。めまい症(BPPV)治療では、浮遊耳石器置換法(頭位治療)と呼ばれる耳石塊を半規管内から耳石器に移動させます。メニエール病には、ストレス軽減するような生活指導、有酸素運動、ストレスホルモンの一種である抗利尿ホルモンの低下に繋がる水分摂取療法、内リンパ水腫を軽快させる薬物療法等を実施。難治例は中耳加圧療法を施行します。

医師紹介

めまい・平衡神経科部長

新井 基洋(あらい もとひろ)

専門分野

  • めまい
  • 平衡分野

経歴

  • 出身大学:北里大学
  • 医師免許取得年:1989年
  • 専門医・認定医・指導医(資格):
    • 日本専門医機構認定耳鼻咽喉科専門医
    • 日本めまい平衡医学会専門会員・代議員
    • 日本めまい平衡医学会めまい相談医
    • バラニー学会正会員
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外来担当医表・休診表

診療科 備考
めまい・平衡神経科 午前 めまい外来新患 新井 基洋 新井 基洋 紹介予約制
めまい平衡神経科までお電話ください
めまい外来再診 新井 基洋 新井 基洋

診療科

めまい・平衡神経科

午前

めまい外来新患

新井 基洋

めまい外来再診

めまい外来新患

めまい外来再診

新井 基洋

めまい外来新患

めまい外来再診

新井 基洋

めまい外来新患

新井 基洋

めまい外来再診

めまい外来新患

めまい外来再診

備考

めまい外来新患

紹介予約制
めまい平衡神経科までお電話ください

めまい外来再診

めまい・平衡神経科
1月24日(金)新井休診
2月6日(木)新井休診
3月19日(水)新井休診
5月28日(水)~30日(金)新井休診

診療実績

現在は入院を取らずに外来で平衡訓練を施行している。

外来症例数新患者550例延べ患者数6,453例

2023年度の主要な実績(外来総収入、新患者数および再診患者数)

4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月合計
総収入(千円)5,7965,1526,1505,1545,6305,3435,5465,1685,9395,0534,8525,01464,797
外来症例数新患者545256404449523054334046550
再診患者5685006105095675325575306115184894626453

病気を知る

良性発作性頭位めまい症(BPPV)

半規管内に迷入した耳石の塊が頭位で移動し、めまいを生じる内耳性めまいの代表疾患です。治療は浮遊耳石器置換法(=頭位治療)と呼ばれる耳石塊を半規管内から耳石器に移動させます。
予後:自然治癒が2週間から1ヶ月前後で認められるが1/3~1/4に再発を認められます。

メニエール病

内リンパが原因不明で水腫状態となり、めまいと難聴、耳鳴りが生じます。原因は不明ではありますが、代表的原因にストレスが挙げられます。よって、治療はストレス軽減するような生活指導、有酸素運動、ストレスホルモンの一種である抗利尿ホルモンの低下に繋がる水分摂取療法、イソソルビドなど内リンパ水腫を軽快させる薬物療法です。難治例については、中耳加圧療法を実施いたします。

前庭性片頭痛

青年~壮年期に多く認める、片頭痛が長期(約15年)に渡り続くとめまいを引き起こす疾患です。片頭痛予防薬を中心に治療を行い、当院では片頭痛とめまいに効く漢方薬を併用してよい治療結果を得ています。

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)

PPPD(Persistent Postural-Perceptual Dizziness)は、慢性のめまいで、その症状は3ヶ月以上持続する浮遊感・不安定感であり、立ち上がった際や歩行時など体を動かしたときに生じます。動くものを見たときなどの複雑な視覚刺激で症状が悪化するのが特徴で、治療は前庭リハビリと認知行動療法と抗うつ薬を併用します。

加齢性めまい

両側半規管軽度低下をv-HIT検査で認める60歳以上の患者と定義され、不安定性めまいを主訴に、当院では前庭リハビリを治療の柱として軽快に努めています。

その他

当院の治療の特色

当院は学会が提唱している立位歩行リハビリを積極的に指導し、場所やスペースを取らない、自宅で継続可能な(座位でのリハ→立位での同じリハ→足踏み)をしながらのリハの順でを行う内容が基本です。なかなか治らない難治性のめまい疾患の患者も多数来院しておりますので、共に当院の最小限リハビリを体験し修得することでめまいの克服を目指していきましょう。

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