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2019年度第1回 関節リウマチ教室 開催報告
◆日時:2019年5月14日(火) 15:00~16:00
◆場所:みなと赤十字病院 3階大会議室
◆開催目的:病気に対する理解を深め、上手に付き合っていけるようにすることを目的とする。
◆対象者:通院患者さん及び一般市民
◆参加者数:29名(当院 7名 他院 14名 その他 9名)
◆講義内容:「関節リウマチの薬物療法」膠原病リウマチ内科 部長 萩山裕之医師
アンケート結果(回答者数 21名)
◆内容についての感想
①とてもわかりやすかった 5名
②わかりやすかった 13名
③あまり理解できなかった 1名
④わかりづらく理解できなかった 1名
※未回答 1名
◆今回の関節リウマチ教室でどのような話が役に立ちましたか?
・生物学的製剤について(1)
・薬の副作用について(3)
・寛解定義について
・関節リウマチについて(4)
・関節リウマチ治療の薬について(4)
・関節リウマチの治療の進め方について(4)
・メトトレキサートと葉酸の関係
◆日常生活を過ごす中で、リウマチについてお困りの事や不安はありますか?
・今後の生活(3)
・手足の痛みが辛い(5)
・手の腫れが気になる
・軽度の運動をしてよいか不安
・日常生活に支障をきたすこと(6)
・とにかく痛い(2)
◆今後リウマチ教室で聞きたいテーマはありますか?
・日常生活の注意点について(3)
・新薬の情報と従来の薬の効能
・合併症について
・リハビリについて
・変形時の注意点
◆その他、ご要望、ご感想等
〈質問〉
・日常生活で一番気をつける事は何ですか?
・膝の痛みに対し整形でヒアルロン酸注射等しても良いか?
〈要望〉
・時間が短い、1時間半程度欲しい
・専門用語が多くて難しかった
〈感想〉
・出席できることが一番
・第二回から第五回も楽しみにしています。ありがとうございました。
・一年間頑張って通いたいと思います。
・お話しがわかりやすく良かった、ありがとうございました。
◆質疑応答
Q1、リウマチは発病すると一生治らない病気なのか。
A1、内科的な疾患で治るものはあまりなく、薬を使っていい状態を保つことが目標となる。しかし歳を重ねると、燃え尽きるという言い方をするが薬を飲まなくても関節炎がよくなったままの状態で落ち着くことがある。また、長く病気と付き合っている中である時期になると薬を減らしても大丈夫ということがあるかもしれない。
Q2、生物学的製剤を使用するにあたりメトトレキサートは、どの薬にもよいのか。
A2、どの薬にもメトトレキサートを使える方は併用しているほうが、効果が高いと言われているので、副作用がなく使える状態であれば使っていたほうが良い。
Q3、メトトレキサートを飲み始めて5か月経った頃から痛みが変わらなくなっている。関節の破壊が進まないようにしたいのだがどのようにしたらいいのか。
A3、関節の炎症は医師が関節を触って確認してくれると思うので、自分の状態が寛解なのか関節の腫れはないのか医師に確認してみるとよい。寛解の状態であれば関節の破壊は心配しなくてよい。関節の腫れや関節の破壊に関しては受診の時に医師に確認することが大事である。
Q4、今まで痛くなかったところが痛くなったり、腫れてなかったところが腫れてきたりしているのだが、どのような症状の時はすぐに病院に行ったほうがよいのか。
A4、関節の痛みに関しては、生活が出来なくなるくらいの痛みがある時は病院に相談してもよいのではないか。なお、痛くて動かさないでいると関節が拘縮するのである程度痛くても日常的な動作は行ったほうがよい。薬の副作用の関しては、息苦しさや足のむくみなどいつもと違うような症状が出た場合は、病院に相談したほうがよい。