横浜市立みなと赤十字病院 アレルギーセンター

受付時間:午前8時15分~午前11時

トピックス

第10回小児ぜん息・アレルギーキャンプを開催いたしました

日時:平成29年8月19日(土)

場所:横浜市こども自然公園青少年野外活動センター(旭区大池)

 

 横浜市内在住の気管支ぜん息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎で通院中の患児と保護者を対象にぜん息・アレルギーキャンプを開催しました。この事業は今回で10回目の開催となり、今年は日帰りキャンプでの開催となりました。

 梅雨のような天気が続いており、今年は雨プログラムかな…と覚悟をしていましたが、当日は時折晴れ間ものぞくくもり空の中スタート。

 開会式をすませ、最初のプログラムは野外炊事。今年のメニューは、野菜カレー、豚肉の塩釜焼き、焼きとうもろこし、飯盒で炊くごはん。まずは当院のキャンプの特徴でもある、横浜市野外活動指導者協議会の指導のもとでの薪割りから。子ども達も野外活動のプロと一緒にチャレンジします。それと並行しての野菜カレー作り。皆で手分けをしてたくさんの野菜の下ごしらえ。大きな鍋で煮込んで、アレルギー食材を除去したルーを入れると完成。ふっくら炊けたご飯と豚肉ととうもろこしと合せて、みんなでおいしくいただきました。また、米粉麺を使った流しそうめんも毎年の楽しみなプログラムです。赤十字奉仕団や野外活動指導者協議会の皆さんが竹割りから準備をしてくださいます。

食後は公園内でウォークラリー。フィールドビンゴをしながら、アレルギー疾患や正しい手洗い方法について学びました。たくさん歩いた後は水分補給にスイカをみんなで食べて、閉会式へ。最後まで大きなケガや体調不良もなく、皆笑顔で終わることができました。「また来年会おうね♪」と約束をして解散となりました。

 医療従事者と野外活動のプロが互いに協力することにより、安心・安全なキャンプを10年間続けてくることができました。これはどちらか一方だけでは叶わないものであったと思います。アレルギー疾患があってもみんな一緒に楽しく過ごすことのできるこの貴重な場をこれからも提供していきたいと思います。

(事務局)