横浜市立みなと赤十字病院 アレルギーセンター

受付時間:午前8時15分~午前11時

トピックス

第2回成人ぜん息教室を開催いたしました

平成27年度 第2回成人ぜん息教室 開催報告

日時 : 平成27年10月28日(水) 15:00~16:00

場所 : みなと赤十字病院 3階大会議室

開催目的 : 成人喘息の病態と治療について理解していただくことを目的とする

対象者 : 一般市民

参加者数 : 13名

講義内容 : 「ぜん息発作の予防について」 アレルギーセンター 看護師 花村 瑞希

                                         薬剤部 薬剤師 小野 佑花

 

アンケート結果(回答者9名)

今回の教室は何で知りましたか?(複数回答可)

①外来受診時のお知らせ  6名

②院内ポスター  1名

③横浜市広報  0名

④ホームページ  2名

 

今回の教室は役立ちましたか?

①いろいろ知ることができ、役に立った  4名

②前から知っていることだったが、確認になった  5名

③前から知っていることだったので、あまり必要な内容ではなかった 0名

 

今回のぜん息・アレルギー教室でどのような話が一番役立ちましたか?(複数回答可)

・吸入薬のタイプ別の吸入方法の違いと注意点について(6)

・吸入後のうがいの必要性について

・発作時の気管支の状況について

 

今後も参加したいと思いますか?

①ぜひ参加したい 3名

②都合がつけば参加したい  6名

③内容による   0名

④参加しないと思う   0名

 

今後取り上げて欲しいテーマ、ご意見・ご要望・ご感想等

【テーマ】

・PM2.5と喘息について

・診察時に話題にならないようなテーマ、日常生活での注意点、薬吸入時の注意点など

・色々なぜん息の薬について

・乳がんや子宮がんの健診について

 

【ご感想】

・途中参加となってしまったが、色々な情報が聞けてよかった

・長期管理薬と発作治療薬の2種類がある事を知らず、長期管理薬は発作時にも使用できると思っていた。最近、喘息と診断されたばかりなのでためになった。

 

質疑応答

Q1 吸入薬は振った方が良いといいましたが、それはどの薬も同じですか?私は今、アドエアエアを使っています。

A1 吸入薬は振盪(しんとう)(振る)した方が良いです。特にアドエアはアルコールに溶けていないので分離しています。毎回しっかり振りましょう。吸入薬は振って良くないことはないので、どのタイプのものでも振る習慣をつけましょう。

 

Q2 吸入手技の後に飲み込むようにしていました。飲み込んだ方が効きますか?

A2 飲み込んでも作用に変わりありません。息止めをしっかりやってください。

 

Q3 ダニの舌下免疫療法を開始することになりました。5分うがいをしないように言われましたが、その最中に発作が起きて発作治療薬を使うことになった場合、うがいはどうすれば良いですか?

A3 舌下免疫と喘息発作を比較した場合では、発作対策の方が重要です。舌下免疫が一度抜けてしまっても効果は維持できますので、まずは発作対策を優先してください。

 

Q4 毎日喘息予報メールをもらっていますが、自分でも天気予報を見て注意できることはできますか?

A4 喘息予報メールと天気予報は違いますので、喘息予報メールを活用してください。気温の変化、気圧の変化があるようなときには喘息発作が起こることが多いです。

 

Q5 ダニは冬もいるのでしょうか?

A5 現代の日本の家屋ではダニは死滅しません。気密性が高い現代の家屋ではダニは駆除するという考え方で掃除を行いましょう。